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「サヨナラ」


昔未知の伝染病が全世界で蔓延した。


僕の無線機に世界中の人たちが放つ無線が入る。


伝染病が蔓延し始めた最初の頃は助けを求める声。


全世界に伝染病が広がったあとは伝染病や伝染病を蔓延させた者たちに対する罵詈雑言。


無線を発する無線機の数が減って来た頃には別れの言葉が次々と発せられる。


受信する無線の数が1つ減り2つ減りし、最後はダイヤルを幾ら回しても受信される言葉は無くなくなった。


僕は地球温暖化を研究している両親と共に絶海の孤島にいて未知の伝染病に罹患せず生き残る。


でも僕の命もあと数分。


地球温暖化の影響で海面が上昇し、孤島の1番高い場所に設置されている無線の高いアンテナの先端に僕はしがみついている。


両親は僕をこの場所に押し上げたあと海の中に消えた。


今、誰も受信しない無線が発せられる。


「サヨナラ」





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