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無理心中


昔人に勧められて太宰治の走れメロスを読んだ。


でも自分の好みに合わず中途で読みのを止め、結局購入した文庫本は本棚の肥やしになる。


小説の内容は覚えられなかったが、作者紹介欄に書かれていた女と共に自殺した事は頭の片隅に記憶されていたらしい。


死に場所を求めて彷徨っていた俺は今その事を思いだし、誰かと一緒死のうと岸壁の上に屯っている若い男女のグループに近寄り、浴衣を着ている可愛い女の子に抱きつき海に身を投げた。


身体に巻いた重りの所為で俺と女の子はグングン海の底に沈んでいく。


逃れようと暴れる女の子の身体を強く抱きしめた所で俺の意識は無くなった。




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