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お肉
昔核戦争が勃発する。
死にたくないと逃げ場所を探していたら近所の人が自宅に造っていた核シェルターに入れてもらえた。
1畳程の小部屋を宛がわれそこで暮らしている。
この狭い小部屋が僕の世界、この部屋から出る事は一切許されない。
でも食べ物はちゃんと分けて貰えているから居候の分際で文句は言えないけどね。
身体を動かす事も出来ず与えられた物を食べるだけの生活だから、核シェルターに逃げ込めたときより太ってしまった。
そんな僕の耳に今核シェルターの所有者の子供が喋っている声が聞こえる。
「お父さん、早く新鮮なお肉を食べたいよ」




