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天罰？

昔この星の近くで乗っていた宇宙船が事故にあい、私だけが地球と名付けたこの星に漂着した。

寂しさから私は私に似せた生物を造る。

彼等は私を神と崇めた。

最初のうちは火山の噴火や地震や雷に怯え、これ等が私が怒って起こしていると思い込み、私の怒りが静まるように願い祈る。

時が経つと彼等は勝利を願い、豊作を願い、豊漁を願い、無病息災を願い、長寿を願い祈るようになった。

だから私は彼等の願いを少しだけ叶えてやる。

願いを叶えてやったら彼等はつけあがりそれが当たり前の事だと思うようになり、私を崇める事無く自分達の欲望を願うようになった。

だから私は彼等に罰を与える。

この星に漂着した生物学者の私が研究のため所持していた、幾つかの細菌やウィルスを彼等に感染させた。

最初はペスト、次にインフルエンザ、今はコロナウィルスを蒔いている。