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執行猶予


昔私は虐められていた。


そのときの鬱憤はあれから20年以上経っても晴れず、私はある計画を実行に移す。


土建屋の社長で筋肉隆々とした彼奴自身を襲撃するなんて事は怖くて出来ないから、彼奴の中学生の息子を背後から鉄パイプで力一杯殴りつけ撲殺する。


今私に裁判長が刑を言い渡した。


人を殺したのに執行猶予が付いている。


弁護士の先生が私が被害者の父親に虐められていた事を理由に減刑を求めたのと。


雑誌や新聞に匿名で、蛙の子は蛙のように殺した中学生に陰湿な虐めを受けていた同級生達が私に感謝する言葉を述べていたり、土建屋の社長をしている彼奴に理不尽な要求をされた下請け会社の経営者達や、指示に従わず生意気だからと言って病院に担ぎ込まれる程殴られた社員等が証言したりしてくれたお陰らしかった。






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