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襲撃
昔未知の伝染病が全世界で蔓延して沢山の人が、否、人類絶滅一歩手前になるくらいの人が亡くなった。
俺は未知の伝染病に感染せず、恐怖に駆られ自暴自棄になった感染者の暴動にも巻き込まれずに生き残った数少ない生き残り。
俺のような生き残りは、映画オメガマンの主人公のように昼間活動して生きて行く為に必要な物資を集める。
夜は映画の主人公のように襲撃者を撃退するような事は出来ず、夜な夜な襲撃してくる奴等に怯えて塒に閉じこもり布団を被り震えていた。
今も塒にしているマンションの部屋のドアや窓を、未知の伝染病で亡くなった大勢の人たちの霊が怨み言を呟きながら叩いている。




