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山違い


二つの山の天辺にポツンと1本ずつ生えている桜の木。


この山の天辺に生えている桜の木である私と隣の山の天辺に生えている桜の木は、昔同じ頃に芽を出し競い合うようにグングンと成長した。


でも芽を出してから数十年経った今、私より隣の山に生えている桜の木の方が幹が太く、四方に伸びる枝も大きく、梢一杯に綺麗な薄桃色の花を沢山咲かす。


栄養が違うからだろうな。


隣の山の桜の木が羨ましい。


私が生えている山はゴミの山。


隣の桜の木が生えている山は死体の山だから。




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