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両手に花


昔子供の頃から僕は天涯孤独の身。


親は無く児童養護施設で育てられ、小学校に入学してから高校を卒業するまで虐めを受け続け、社会に出てからも親しく付き合ってくれる人はいなかった。


会社でも孤立していて話し掛けて来るのは、ミスを見つけた上司が罵声を浴びせて来るときぐらい。


だから僕は死ぬことにした。


でも1人では死にたくない。


最後くらい誰かと一緒に行きたい。


今、混雑したホームの内側に屯して騒いでいる女子高生達に声を掛ける。


「やあ! 一緒に行ってくれるかい?」


怪訝な顔で僕を見た女子高生数人のうちの2人の襟首を掴み、ホームの前に入って来た電車の前に飛び込んだ。




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