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なきごえ


昔住んでいた家は住宅街の真ん中にあり、周囲の家の庭は猫の額ほどの物だったが家だけは広い庭だった。


その所為か家の庭は周辺の家で飼われている猫たちの集会場になっていて、発情した猫が集まり一晩中鳴かれる。


中学高校の頃は夜中勉強の合間に、2階の窓から鳴いている猫たち目掛けてバケツの水をぶちまけるのが日課になった程。


社会人になり猫の放し飼いが無い住宅街の中の一軒家を借りて住んでいる私の耳に、久しぶりに猫の鳴き声が聞こえていたが眠気が勝ち無視する。


今玄関のドアを開けて外を見たら、貴方の子供ですと書かれた紙と共に冷たくなった赤ん坊の死体が置いてあった。




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