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しけい


昔俺は自殺志願者だった。


何度か自殺を試みたのだがどうしても踏ん切りがつかない。


首を吊ろうとした時は紐の輪に首を入れる事ができず、刃物で手首の動脈を切ろうとした時は躊躇い傷さえつける事が出来なかった。


それでも死にたいという思いは変わらず、死刑になって死のうという考えが浮かび実行する。


街で行われていたパレードの列に車で突っ込み参加者を無差別に轢き殺す。


念願かなって死刑になり地獄に落とされた俺は今、無差別に殺した犠牲者達に私刑にあっている。



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