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爺婆共


昔、一人っ子同士で結婚した両親のもとに一人っ子として生を受けた私は、大学を卒業し就職した直後くらいから爺婆共に纏わりつかれる。


両親の2人ずついる祖父と祖母までは許せるのだが、纏わりついてきた爺婆はそれだけでは無く、4人ずついる曾祖父と曾祖母に8人ずついる曾曾祖父と曾曾祖母など30人以上の爺婆が私の収入を当てにして家に居座った。


あれから70年以上の年月が過ぎやっと最後の爺が死んだ。


此れからは1人で悠々自適に老後を過ごそうと思っていたのに、爺婆共は死んでも纏わりついてきた。


今、爺婆共が私に訴えて来る。


「墓参りに来い」「来月は儂の50回忌だぞ」「お供え物は〇〇堂の饅頭にしてくれ」等々と。





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