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無人運転


昔、子供の頃から私は自宅のマンションのベランダから見える高速道路上を走る車を見ている事が好きだった。


車が好きっと言うより、高速道路上を走り去る車を見ていると心が躍る。


今、マンションのベランダから高速道路上を走る車を見ていたら、無人運転のトラックの車列の間に強引に割り込もうとした有人運転の乗用車がトラックと接触して弾き飛ばされ横転して高速道路の壁に激突した。


運転していた人は無事なようで運転席でもがいているのが見える。


追突されたトラックやその後ろを走っていた多数の無人トラックは、追い越し車線を走っていたトラックを含めた全てのトラックが走行車線側で一列に並び停車していた。


あ! 乗用車のエンジンルームから火が上がる。


運転席でもがいている人が必死に車から脱出しようとしているけどシートベルトに邪魔されているのか脱出できないでいる、その間に火は車全体を覆った。


無人トラックからは当然人は降りて来ず、運転席で燃えている人を助ける者はいない。


遠くの高速道路の出入り口の方から救急車やパトカーのサイレンが聞こえて来るけど、彼らが到着した頃には手の施しようが無い状態になっているだろう。





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