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待ち人


昔、取引先の社長に気に入られ社長の娘と結婚するチャンスが舞い込む。


ただ私には将来結婚することを約束した恋人がいて、彼女に別れを切り出したら絶対に別れないと言い返される。


だから私は恋人を言葉巧みに海に連れ出して殺害し遺体を海に投棄した。


取引先の社長の娘と結婚してからは、恋人を殺した事を忘れる為に我武者羅に働いて義父の会社の規模を大きくして行き、10数年後社長の跡を継ぐ。


あれから50年の年月が過ぎ、子供達や孫達が私と妻の金婚式の御祝いとして世界一周の船旅をプレゼントしてくれた。


出航してから3日目の夜、地震により発生した大波で夜の海を眺めていた私は船から落ちてしまう。


今、必死に助けを求める私の背後から50年前に殺害して海に投棄した恋人の「待っていたわよ」の声が聞こえ、その直後海中に引きずり込まれた。




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