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死刑を避けるには
昔から死刑囚の刑が執行されると人権団体や死刑反対論者が抗議した。
抗議している主張を最後まで突き通すなら良いが自分の身内や自身が被害者になると、主張していた死刑反対をかなぐり捨て加害者を死刑にしろと言い始める。
その身勝手さに業を煮やした政府は、公共の場で死刑反対を訴える場合はその主張を最後まで突き通すという事を示す、法務局で発行されるカードを身につけて発言しなければ罰せられるようにする法を作った。
今、死刑反対カードを持つ連中が法務局に押し寄せカードの取り消しを求めている。
死刑反対カードを持つ人を狙っていると思われる連続殺人事件が発生しているからだった。