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1話 猫の餌


昔失業して酒浸りになった俺に見切りをつけた女房が幼い息子を残して出ていった。


2歳にも満たない息子の面倒をみるのが嫌で服は着の身着のまま便で汚れても見て見ぬふりし、食事は飼い猫の餌を与えた。


育児放棄という虐待は俺を心配した両親がアパートを訪ねて来て終った。


息子は子がいなかった姉夫婦に引き取られ、逆に俺は両親を始め親戚縁者から縁を切られる。


あれから数十年の年月が過ぎた今、襤褸アパートの一室で寝たきりになった俺の足を腹を空かせた飼い猫が齧っていた。



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