第1話
主人公「なんだここは」
俺はいつも間に知らぬまま眠ってしまった。
どういう場面で最後に起きていたのかは全く記憶に覚えていない。
気づいたら暗い場所に、明るい所は俺が立っている場所のみだった。
─目覚めよ、高校生よ。
真っ暗の場所から響き渡る神の声のような感じ。
誰なのか、何者なのか姿がわからないがはっきりと前にいる姿がある。
主人公「誰だ」
─いや、お前は今日から勇者になってもらおう。
聞いてねえ、まさかここからだと通じない場所に潜んでる。
何を言っているのか意味がわからない、そもそも何処なのか知りたい。
暗い場所に連れて何者か。
─さぁ、ゲームを始めようじゃないか。
主人公「おいまて、どういうつもりだ」
明らかに俺を誘拐し、ゲームの世界に連行されたと推測する。
ならログアウトして喧嘩覚悟で逃走するしか。
─ひとつ言っておこう
─ログアウトはラスボスを倒すまで、「できない」
な、なに。
驚きを隠せないショックを受けた。
─驚かなくてもご安心を、死んでも現実の体には影響は受けない。
どうせあれだろ、アニメにあるあるデスゲームのパターンだ。
少なくても奴は複数の人々らを眠らせて誘拐したと思われる。
それにこの場にはまずいない、沿革監視で声を出している。
─私からは以上だ、さぁこれから異世界に転生させよう。
まぶしい、急に光が目に来るほど光らせる。
気づいたら寝てたらしい、何があったのか思い出せない。
起きて最初に見えた先は緑の草原にたくさんのオークの木だ
主人公「ここは一体」
主人公「あいつは何処へ」
信じがたいが、本当にここは「ゲームの世界」
恐る恐る、指一本の動作でメニューを操作っぽい動きを行うと、持ち物欄が表す。
・・・マジかよ、
本当か、確めるために自分の髪の毛を引っ張りだした。
主人公「いってぇ」
主人公「夢ではねぇぞ、くそぉ」
やけくそにこの辺の小石を投げつけ当てた。
主人公は、夢でもなく現実にゲーム世界に閉じ込められてしまった。