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【一話】異世界転生をしてもらう

……あれ、何ですかこれ。

僕死んだ??死んだ??!

ウッソダロォォォォォ!!!

死ぬまでって言ったけど、直ぐって事じゃなかったんですけどォォォォ!!!

何なんだよ!!何なんだよ本当に!!!

神様も僕の事嫌いって言うのか?!!

僕何もしてねぇじゃあねぇか!!!

もう死ねってのか?!もう生きる価値無いってか?!!

頼むから生き返らせてくださいよ!!!

働けば良いんでしょ?!!ならなんかで働くから!!!!

お願いだから、もう一度生き返らせてよォォォォォォ!!!!


「その言葉、確かなんだな?」


うぉ?!!なんか声が聞こえたぞ!!!ドス黒くて重い声が聞こえたぞ!!

風もないし真っ暗で何も無いとこの死者の世界のはずなのに、何か誰かの声が聞こえたぞ!!!

……気のせい、だよな……?


「いや、気のせいでは無いぞ。小僧」


うわぁぁぁぁ!!!!なんか変な骸骨っぽい仮面みたいな奴をつけていて変な黒マントを羽織ってデカい鎌を持った変にデカい奴が現れたぞ!!

死神みてぇだな。


「如何にも。我は死神。この世とあの世の生を司る神だ。」


本当に死神だったぁぁぁ!!!モノホンの死神だったァァ!!!

てかこいつ今、俺の心読んだだろ。怖いわ。


「小僧。貴様は死んだ。あの世に行かなければならない対象になったのだ。このままだと地獄行きの列車に乗る事になる。」


地獄は嫌ァァァァ!!!!楽できないとこに行くなんて嫌ァァァァ!!!!

天国が良いわ!天国に行きたい。


「天国にはお前の両親がいるから、どちらにしても地獄だ。」


ワァァァァァ!!!!

俺は、俺はァァァァ。恵まれて無かったのか。死んでも僕は許される存在じゃ無かったのか。

だが、俺は認めん。認めんぞ!!!必ず抜け道はある。あるはずだ!!!

だから俺は、そこがあればそこに行くぞ!!!!


「あるぞ。だから我は貴様を呼んだのだ。」


……え?まじ?

マジですか??

マジですか?!!!!!

俺がこの地獄に等しい残酷な状況を抜け出せるルートを選べるのか?!

それだったらそこに行って、生きたいぜ!!!


「ただし条件があるけどな。それを了承出来るんなら連れて行くが、それでも構わないかね?」


あぁ、良いぜ。やってやるさ!!

どんな条件でもかかって来いや!!


「では説明しようとするか。」

「一、異世界に転生したら3日以内に何処かの職業に就くべし。職を失った場合は5日以内に就くべし。

二、異世界に転生した者は殺しを行ってはいけない。

三、死んだら魂は消える。

以上。


こんだけか。まあ、一は難関だけど、それ以外は何とかなるレベルだ。受けても問題無いだろう。

俺はこれに応じて、異世界転生する事を宣言しようではないか。


「よし。それでは願い事を言ってもらう。転生する者には願い事3つ叶える権利があって、それをどんなものでも叶えるシステムがあるのだ。何にする。」


苦戦するのは嫌だから、この際、色々貰っておこう。


「不老不死をくれ。」


「それは無理だ。規約違反となるからな。」


流石にこれは無理だったか。なら。


「ダメージを受けたら0.0000001で全回復し、細胞が秒で更新、進化し、呼吸しなくても生きられる体をくれ。」


「承知した。」


死神は呪文を唱えた。願いを叶えるには儀式が必要らしい。

まあ、システムとは言ってはいたが、転生する体と魂に本物の力を与えるんだから、多少の手間はかかるだろうな。しかも超再生能力だからな。しゃあない。


「1つ目は叶えたぞ。2つ目を言いたまえ。」


体力は問題無いから、次は攻撃や防御面だな。


「絶対王政の様な感じで、他の奴の意識を強制的にシャットダウンさせたり、バリアの様に防げる衝撃波の力をくれ。」


「承知した。」


呪文をry


「2つ目も叶えた。最後の願いを言え。」


最後で完成だ。


「脳の処理能力を極限まで高めてくれ。」


「承知。」


これで完了だ。……なんだ?情報量がかなり多くなっている気がする。


「これで全て叶えた。後は異世界に飛ぶだけだ。……準備はいいか?」


当たり前だ!

これから俺は、異世界に転生し、そこで今度は楽に暮らすんだ!

俺は光を浴びた後、意識が無くなった。

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