3話 二択 〜ガイドと魔法陣〜
今回はかなり短めです!キリとかの都合でこうなってしまいました。申し訳ない……
その代わり、次は少しいつもより長めの予定です!
それでは3話です!
俺は目を覚ました。意識がはっきりとしてきて、周りを見渡すと、そこは暗い部屋で、扉が二つあった。
そして、その扉と扉の間に、文字が浮かび上がってきた。
"ここは二択の間。今からあなたにいくつかの二択に答えてもらう。 1、お前は上神になるため、修行をしたいか? はいなら右、いいえなら左の扉には入れ"
なろほど。これで全てを決めるってわけか。
そうだな。修行はめんどくさそうだけど、また人になって、ニート生活を送るよりはましか。
てか、いいえを選んだら、どうなるんだろ。また人間に戻るのかな?
そんなことも考えたが、やっぱり、右にすることにした。
よしっ、俺は神になるぞっ!
そう決意して、俺は右の扉に入った。
扉の先はさっきと全く同じ部屋だった。そして、さっき入ってきたた扉がいつの間にか消えていた。
なろほど。キャンセルはできないってわけか。
少し経つと、またさっきと同じように文字が現れた。
"2、今からお前は異世界に転生する。では、その時、今のままの年齢で転生するか、生まれた状態になり転生するか。前者なら右、後者なら左の扉に入れ。"
おお! やっぱまじで転生できんのか!
そうだなー、赤ちゃんからだと、時間かかりそうだし、今のままでいっか!
右の扉の先は、さっきの同じだった。
そして、さっきと同じように文字が現れる。
"3、男か女どちらで転生する?男:右 女:左"
なんか急に質問が短くなったな。
性別も選べるのかー。んーこれは悩むな……でもやっぱ異世界転生って言ったら男だろ。
そんな理由でまたも右に入る。
"4、チート能力いる? はい:右 いいえ:左"
これは絶対いるだろ!
また右に入る。
"5、ガイドいる? いる:右 いらん:左"
いらんってなんだよ!そこは"いらない"だろ!なんなんだよその言葉遣い……
てかガイドってなんだ? ネット的な感じで調べたりできるのか?
まぁもらって損はないだろ。
右に入る。
"6、 戦う:右 戦わない:左"
この二択作ったの誰だよ? 適当すぎだろ。もう突っ込む気にもならんわ。
で、この問題どうしよ。俺は出来れば戦いたくはないけど、折角異世界に行けるのにそれはなんか違う気がする。
やっぱ異世界って言ったら、戦わないと。
またまた右に入る。
"これで二択は終了です。実は、左の扉は入った瞬間にあなたは「無」になり、存在がなかったことになっていたのですが……まぁそんな事は置いといて、あと10秒で転生開始します"
は?本当かどうか分からんけど、絶対この二択おかしい。なんで二択ごときで存在消されないといけないんだよ。
……マジでこの二択の作者頭おかしい。
まぁ、二択ずっと右に入っててよかった!
これでやっと転生できる。
それより元の世界では散々だった分、異世界では絶対頑張らないとな……
そう考えていると、足元に巨大な魔法陣が出現し、徐々に光り出した。
「今度は気絶されられませんように」と願いながら待っていると、だんだん意識が薄れて行った。