表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺は魔王を倒すっ!  作者: しんきゅん
1/1

1話  「悲しき天才」

俺の名前は雨宮 俊。

学生の頃はテストで100点しか取れないような将来有望な奴で友達からのあだ名は「イージーの俊」

などと呼ばれていた。全く嬉しくない。

何をしてもうまくいく。故に達成感など感じた事はなかった。



そして現在、18歳になった俺は大金持ちに、、、

などなるわけはない。

「達成感のないこの世界に居場所などない」

そう悟った俺は当然のように引きこもった。


「今日も暇で退屈な一日だった」

そう呟いてパソコンを切ろうとした。

そのとき、パソコンが謎の発光を始めこういった。


「平和なのが嫌ならつれてってやろうか?異世界に...」


光に包まれる


「ま...まて」


気が付くとすごく暗い場所にたっていた。

どこまで見渡しても黒。空も地も黒であった。


「どこだよここ...」

「それについては私...アイギスが説明させて頂きます。」


そこには、さっきまでいなかった女性がたっていた。


「では、まずこのゲームについて説明させて頂きます」


ゲームって...俺はパソコンに飲み込まれたってことかよ

でもまあ...ゲーム好きとしては本望だぜ


「まあゲームといいましても、魔王の手によって滅びかけた文明ですが...。ああ..話がそれました。あなたに決めてもらうのは三つ...それは「職業」「初期習得スキル」そして「持ち込むもの」です。」

「おいまて。最初の二つは大体わかる...最後の「持ち込むもの」とはどういうことだ?」

「その世界は言った通り滅ぼされかけた世界です...死人はどの世界に転生するか選べる権利が与えられます。ですがその世界に転生してもすぐ死んでしまうという理由でみんな転生してくれないんです。だから今の生活に退屈している方々の肉体をここにそのまま送って記憶とチートアイテムをもって転生させているのです!」


つまり「持ち込むもの」っていうのはそのチートアイテムの事か 

 

「とりあえず他から決めます?」

「おう。」

「わかりました。ではまずステータスを測ります。私に手をかざしてください」 


指示通り手をかざすと、手から青い光が出てアイギスに吸い取られる。



少しするとアイギスがしりもちをつき驚いた顔でこちらをみる 


「あなた...ステータスがすべてmaxなんですが...」


は...?

俺はここでもイージーなのか...?


「なあアイギス...チートアイテムじゃなくてお願いじゃだめか...?」

「可能ですが...」

「俺のステータスを...全部平均値にしてくれないか?」



「...はい?」

少し無言の時間があり、そのあとに


「何いってるかわかってるんですか?せっかく楽なのを壊すんですよ?」

俺は頷く。


「バカな人ですね」

といって少し笑うとアイギスは俺の方に手をかかげる。すると体は少し重くなり力が抜ける。


「では職業をえらんでください。職業は大きく7つ。冒険者という基本職、力を生かせる戦士、知力が必要な魔法使い、魔力で仲間を癒す僧侶、ダンジョンでは勝るものなしの盗賊、防御の達人プロテクター、そしてすべてのことができるマーラー!まあマーラーはスキルポイントがすごくいるんですが...」


こんなものはきまっている。

異世界にいくのなら当然魔法を使いたい!

だがここはなんでもできるマーラーにする。


「マーラーで頼む」


「了解です。では最後にスキルですがこれは自分しかない技のことです。これは直接選べないので系統でほしいものを聞く事になっております。スキルは3つ「自然技」「超人技」「強化系」となります。」


俺は即答する。

「ランダム」


こういうのはなにがおきるのかわからないのがたのしいのだ。



「登録完了しました。あちらの扉から異世界へいけますが、私から頼みがあります!」

俺は首をかしげる。

「なんだ?」

聞き返すと、

「私を...!連れて行ってください!」


「ええええええええええええええええ!?!?」

驚きのあまり声を漏らす



「ダメですか...?」

冷静さを取り戻した俺は答える。



「いこう!!!!!!!!!!」



2人で扉を開くと白い光に包まれた。



俺...いや俺たちの冒険はこれからだ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ