家族 町 村
15才未満迄の話しは俺の記憶の中の話し
回りの情景が浮かばないとか、
家族とか使用人とか町人、村人との関わりは?
とか色々ご不満も御座いましょうが。
忘れたい事も多々有るのです。
大人の味覚に母乳は合いません!
噛んで砕いた離乳食、大腸菌の塊です。勘弁して下さい!
綺麗な金髪美人のオッパイ、母親ですから嬉しくありません!
お姉ちゃん達、姉弟です!
不思議な感覚なんですが、記憶を残した転生でも家族の感情は有ります。
爺ちゃんは祖父。
父ちゃんは父。
産みの母も育てに協力した母も共に母。
姉達はお姉ちゃんと思う時と子供と思う時がありますが。
でも、親近感も愛情も確かに存在します。
もし家族の誰か1人にでも難儀が及ぶようなら迷わず即座に戦うでしょうし。
それに俺の場合は特に
外見が子供でも、中身が中身ですから..
同世代の子供や少し上の世代に興味が湧く訳も無く、関わりが有った町人は教会の神父さんと猪事件のミーシャさんだけ。
館での暮らしも基本、爺ちゃん父ちゃんとの修練。朝昼晩の食事以外は部屋の窓から水球投げてましたしね。
正体がバレないように気を使うのも疲れるので、ボッチ行動が多かったのも事実です...
当然入手出来る情報も少なく
南に海が有る事を知ったのも6才過ぎてましたしね。
クライムの町から北に15キロ程がクライム男爵領で
その間に3つの村が存在して
北から
ノウズ村・セクト村・アラウド村、各70人前後が暮らしてるそうです。
どうして領地の一番端に領主の住まいと領内唯一の町が有るのか?は、海からの魔物と東西の山の最南端から出る魔物に対する防衛が目的だと教わりました。
東西の山の反対側は、魔力が濃く強力な魔物達のテリトリーが有るようです。
町の住人の内80人は騎士と兵士で、その家族を除けば一般の農民や職人や商人は100人程だと言いますが...
良く考えると危険な地域に住んでますよね
男爵領の特産物は蜂蜜酒と木工製品
東の森の木材が良質だからとの事です
男爵家の者達は余り贅沢を好む者が居ないため税金も安く住民達の評判も上々で町人も村人も余裕の有る顔つきが目立ってます
隣の子爵領とは税金が1割も違う!
とお爺ちゃんが自慢してたのが印象に残ってますね