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ガンジー(元爺)サーガ  作者: タマ
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試行錯誤

最近、無詠唱は問題無く発動出来るレベルに達したと自分では思ってる。あくまで自分ではだよ

ただ、属性毎に脳内で「ウンディーネよ!」とか

「シルフよ!」等と念じないと未だ無理だけど

詠唱を口にしてないから無詠唱だよね。

魔力の構成の書き替えって言うのかな?

属性毎に魔力の構成が違うのが解るようになってきてる


最近の俺の訓練方法も別の方向に向かいつつあるけど

進歩してるとは思うよ。

必殺技も回復魔法も無いのでは多分生き抜けない...仕方がないので考えた。

必殺技は簡単に浮かんだから取り合えず習得中だし完成間近。少しズルしたけどね。

回復魔法の方はヒントのみ浮かんでる状態かな活性化を頻繁に使ってて気付いたんだけど。

自分の体を構成してる細胞とか形状が凄くリアルに把握出来るんだよね。

簡単に言えば普段胎内に存在しないウイルスとかが居ると解るんだよ。

自分の細胞が構成されてる配列が感じ取れるってか

魔素の色が見えるみたいな感じかな。

傷とか出来た時は壊れた細胞を正常な細胞に交換する?で良いのかな。表現が難しいよ...

他所から持って来たタンパク質なりなんなりを構成し直して繋ぎ合わせる事になるんだけど。

細かな作業だから魔力消費が半端ない。

近くに代替え品の素材さえ有れば何とかなりそうなんだよね。


未だ理解の途中だから説明も不明瞭だけど..


後は戦闘を繰り返してると位階が上がるのかも

基本モンスターの生息圏には近付かないのだけど偶然の遭遇は避けられないから。

狼の変種みたいなモンスターだったけど。

狩りで食材とか獲る習慣が無かったらヤバかったね。

初めてウサキを狩った時も少し落ち込んだし。生き物を殺す感覚に慣れるのは前世の記憶がメインの俺には結構な壁だったよ。

未だ人型モンスターのゴブリンとかオークとは遭遇したことないけど..少し不安かなあ

まあ殺さないと殺される世界だから進むしか無いだろうけど..殺す限りは自分も殺される覚悟が必要なのは間違いないよね。

道で盗賊に出会ったら人間さえ殺さないと駄目だろうし。

領地争いでの殺し合いが普通に存在する世界だから。


兎に角、過去に2回程睡眠に入った途端、突然の激痛に襲われた事が有って。その両方の共通点が複数のモンスターを倒した日の睡眠時に発生したのと、翌朝起きたら基本となるステータスがかなりアップしてるのが感じられた事。

今の所は検証するのは無理かなあ

流石に今の力量で高位のモンスターと戦うのは無謀だし弱いモンスターだと位階のアップは望めないだろうし...


この世界の攻撃魔術はラノベ小説の中みたいに万能でも過激でも無いらしい。

従って自分の身を守る為には小さな魔法の複合と姑息な応用を重ねた方法を考えないと無理だったので

前に述べた必殺技の登場となった訳。

物資を魔術で構築するのは素材さえ有れば難しくないので

硝酸カリウム70%炭素15%硫黄15%含有物資を錬成して表面を鉄でコーティングして円錐形に仕上げれば出来上がり。これを想い浮かべば出現するように出来る為の修練が大変なんだけど..ただひたすら毎日繰り返せば出来るようになるから面白い。

足元に散らばった作品は分解すれば手に握ったアダマンタイトに吸収されるし。

アダマンタイトは作るの大変だけど便利だ。

鉱物全般が簡単に作れる、硫黄も炭素も鉄も硝酸カリウムも鉱物から出来るし。


そう必殺技の正体は砲弾擬き。ミニチュアの砲弾を脳に打ち込み炎の魔法で発火させて爆散させる。凶悪な方法

火薬の概念も知識も無いこの世界で俺だけの必殺技。

だから、ズル。

モンスターとか狩りの対象動物にしか効果が望め無いけどね...

残る問題は細く圧縮した炎魔法を火薬に触れさせるタイミングを調整する事。同じ速読で飛ばせるから射出時の間隔で調整するか、砲弾後部の鉄の厚みで調節するか考慮中なんだ。

後はモンスターの皮膚とか肉の固さで侵入抵抗の違いの考慮も必要だけど。


俺の見た目は子供なのに中身は別物..今更ながら回りの寛大さに感謝するしかないなあ。

自分で思っても気持ち悪い存在だよ。

まぁ..気を使って演技はしてるけど。

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