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3話:憎悪の塊
「行くぜ」
俺は、《聖劔―明剱》と《魔劔―夜剱》を抜いた。二つの力が交わり、生まれる力。《夜明けの力》。
――夜明け前の《瑠璃色》の力だ。
俺は、二刀を同時に振るう。瑠璃色の斬撃が《焉》に向かって飛んでいく。《焉》は避けない。確実に侮っている。
「フッ」
《焉》が払おうとした瞬間、瑠璃色の斬撃が広まり空間ごと切り裂く。
「グオォオ」
「これが、俺の、夜明けの力だ」
「き、貴様。何者だ。俺の、俺の力が……。ただの餓鬼じゃないのか。一体なんだ。ありえない、ありえない、ありえない、ありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないぃいいいいいいいいいいいいい!!!!!!」
壊れたカセットのように、同じ言葉を繰り返す。仕舞いには、奴が壊れた。
しかし、奴の攻撃はこれで終わらなかった。
「俺の力が負けるはずないぃぃぃいいい!《終焉》ん!!!!!!!!!」
そして、憎悪の塊が生まれる。アレは……。




