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魔法-夜と剣-  作者: ぴーちぷりん(せす)
夜明け編
34/38

0話:プロローグ

 俺は、駆けていた。夜の街をひたすらと。背に《聖劔―明剱》と《魔劔―夜剱》の二刀を提げ、走る。


 俺が、たどり着いたのは、公園だった。炎魔家と水素家の戦いを行った公園である。何故、ここに来たのかはわからない。だが、明剱に導かれたのだ。あちらに、行けば、モミジに会うための方法を知れる、と。


 公園には、人がいた。朱色の艶やかな髪。《漆黒》の瞳の無機質さは、それを冷美として、一層引き立てる。そして、白い肌は、雪のように透き通っている。そう、フードの女性だ。

「やあ、また、会ったね」

「貴女が、貴女が、俺が他の世界に渡る方法を教えてくれる人、ですか?」

俺は、聞く。

「他の世界に渡る?可能だけど、何故だい?」

「用事があるんだ。救わなくちゃいけないやつがいる」

そう、モミジを救うんだ。

「そうか……。だったら、オレを倒せ」

冷徹な声が聞こえた。見た目に合わない『オレ』と言う一人称。


 俺は、夜剱を抜く。

「夕闇に抱かれた、幻想よ…。我が手に夜の剣を。


暗闇に沈み込んだ、孤高よ…。我が手に魔の剣を。


漆黒に彩られた、剣光よ…。我が手に真の剣を。


《魔劔―夜剱》」

同時に女性も、構えを取る。

「来よ、夜の帳……《終焉》」

女性の右半身に浮かぶ、黒い羽。アレが……《終焉》。

「閉ざせ、《オーロラ》」

地面に《白群》の魔法陣が浮かぶ。


 この勝負、一撃で決まる。そう悟る。


「《夜王戦雷紅牙》」


「《終焉》を纏しオーロラ」


 俺の《魔劔―夜剱》から、黒く禍々しい斬撃のようなものが生まれる。それを包むように現れたオーロラ。


だが、俺の《魔劔―夜剱》に、オーロラは効かない。打ち消す。


「チェックメイトだ」


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