終話:戦いの始まり
《終焉》とやらと戦っているらしい、異世界のモミジのダメージが、戦うために、別の次元にいる、こちらのモミジに来ているらしい。瑠璃さんの判断だと、このままではヤバイ。
「た、多分、こっちの私は、もう、もたないの。だから、ヒノキくん、よく聞いて」
な、なんだ。
「これから、瑠璃さんに《始まり》と《終焉》について、教えてもらって。その話を聞いても、想いが変わらないって言ってくれるなら、私を――助けて」
そして、心臓が、止まった。
俺は、必死に涙を堪えながら、瑠璃さんが、話してくれるのを待った。
「ヒノキ。教えるわ。いいわね。覚悟なさい」
《終焉》。それは、数多ある世界で、必ず起こること。一度目は、《人工的終焉》。すなわち、人が起こす終焉である。二度目は、自然的な終焉。本来の終焉である。
そして、一度目の終焉は、人間によって起こされ、人間によって回避が可能だ。その回避を行う人間を《始まり》の人間と呼ぶ。この世界で言うところの《アンリ》曾祖母がそれに当たり、また、別の世界では、《フウキ》祖父がそれに当たる。また、別の世界では、《ショウキ》曽祖父(父方)がそれに当たる。
また、《人工的終焉》を起こしていたのは、この世界では、《鬼》曽祖父(母方)に当たり、また、別の世界では、《シリウス》祖母がこれ当たる。
このように、俺の家系には、人ならざるものが混じっている以外に、《始まり》と《終焉》の血が多く混じっているのだ。
そして別の世界で、モミジが《始まり》の役目を負った。そのため、今、別世界のモミジがダメージを過度に受けたため、こちらのモミジがやられたと言う解釈だ。
「さて、それじゃあ聞くわ。本当に、助けに行くの?」
「もちろん」
フウキ、シリウスは665
ショウキは雪夜の魔法
という、私の他作品を参照です




