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トランス・デバイス TSメカ娘戦闘団の異世界冒険開拓記  作者: EPIC
第1章:「TSデバイス少女、異世界に臨む」
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Task5:「姦しTS飛行班」

主人公の身近な人物等の紹介回。

 場所は、基地内で指揮系統を司る建物施設。その内の指揮・情報作戦室へ。


 その室内の一角、映像情報を確認するための卓の前に、数名の集まる姿がある。

 それはまずは仙導に敷浪。

 仙導にあっては先までの、翼やエンジンモジュールなどの物々しい装備は外し。濃紺色のぴっちりスーツに、上からフライトジャケットのみを羽織る姿。


 そして他に三名。仙導と同じく、濃紺色のぴっちりスーツにフライトジャケットを羽織るのみの者等――美少女たちの姿がある。

 その者等は、特動隊では隊長である仙導の直接指揮下として編成されている、航空飛行班の隊員等。


 先の領空侵犯に関わる一連の事象の情報を共有するべく。特動隊の中で関係する者等の、その内のひとまず集まれる者等が集まっての面子であった。


 その面子計五名は卓の前に揃って詰め寄り、モニター画面に映る映像を注視している。

 それはまさに、先に仙導が行った闇竜に対する対侵犯行動の、その際にガンカメラが記録した映像であった。


「――ふぇー、なんか凄いねェ」


 そんな、闇竜という驚愕の存在を映した映像を見て。

 しかし次に何かそんな緊張感の無い声を零したのは、画面の一番前で屈む一人の少女。


 航軌院(こうきいん) 千世子(ちよこ)。


 航空宇宙自衛隊から特動隊に派遣された三等空尉の自衛官で、パイロット。

 外見年齢は18歳前後にも見紛う若々しいものだが、実年齢は二十代前半。


 その顔には吊り気味の目尻の目が映え、可憐ながらも凛々しく気の強そうな顔立ちをしている。

 髪型は、美麗な茶髪のショートボブ。


 身長は160cmと少しと、女体化した身体の仙導より少し高め。

 ぴっちりスーツを纏い包まれるそのボディは、美麗ながらもたわわな乳房に、くびれた腰に、豊かな尻肉太腿を持つ健康的で魅力的なもの。


 その容姿外観は、一匹狼風な気の強そうなイメージであるが。

 しかしその彼女は反してその凛々しい顔に、「ほえー」と純粋に驚く表情を作って、闇竜の映像を見ていた。


 見た目に反して彼女のその性格は、天真爛漫な元気っ子であり。

 隊内では下の名の千世子をもじって「チョコ・ちょこ」などの愛称で呼ばれる、アイドル兼マスコット的な存在であった。


 ちなみに航軌院にあっては元よりの女性。

また飛行班が作戦に出撃する際には、仙導のバディ機を務める身だ。


 実はそんな仙導と航軌院の毛色の異なる美少女コンビがまた、特動隊内にてアイドルユニット的な人気を博していた。


「実際、目の当たりにした時には気圧される程だったな」


 そんな、映像に対して呑気な声を零したバディの航軌院に。隣に立つ仙導が同意してやるようにそんな感想を紡ぐ。


「ハハァ、ご謙遜を。隊長の尖りっぷりに驚いて、逃げて行ったんじゃないですか?」


 その仙導の言葉に、次には背後からニヒルな色で揶揄うような言葉が、しかし反した可憐な声色で上がる。


 そこに立つのは、外見年齢は17歳程。

 セミロングの眩い金髪が映える、モデルのように可憐な容姿に顔立ちの美少女。

 そのスレンダーながらも完璧なまでのボディは、やはり濃紺色のぴっちりスーツで包まれている。


 門手(かどて)二等空尉。飛行班の三番機を務める隊員。


 また航空宇宙自衛隊から派遣されてきた自衛官で、彼女にあっては「着装」にて性転換した男性自衛官。実年齢は二十代後半。


 そしてモデルのような可憐なその性転換美少女容姿に反して。元からの性格は口の減らない皮肉屋であった。


「残念ながらそんな様子気配では無かったがな。何か、物見雄山にでも満足して帰っていったような感じだった」

「はァん?また面白くないカンジですな」


 そんな門手から寄越されたニヒルに揶揄うような言葉に。仙導は咎めるでも乗っかるでもなく、その時の実際の闇竜から感じた様子気配を正直に答える。

 それに、門手はまた変わらぬ色でそんな感想を返す。


「何にせよ、こんなような存在が活動区周りに現れる可能性が出て来たのは、歓迎し難いな……」


 そんな門手の発言に続けて。少し難しい声でそんな言葉を紡いだのは。門手の横に立つまた別の人物、少女だ。


 外見年齢は20歳前後程。

 美麗な長い茶髪をポニーテールに結い、さらに跳ねさせたりウェーブを掛けて、敢えての癖っ毛を作って「遊ばせ」。またその目には飾ったまつ毛などが愛らしく映える。

 見た目はお手本のような「ギャル」な美少女。

 その出る所は出て、締まるべき所はきちんと締まった抜群のボディは。やはり濃紺色のぴっちりスーツで包まれている。


 呉市(くれいち)飛行員。飛行班の四番機。


 呉市にあっては仙導と同じく、航空宇宙自衛隊を一身上の都合から退職して、己の生活を送っていた身であったところを、しかし今回の件から「呼び戻された」立場だ。

 本来の姿は、「気は優しくて力持ち」を描いたような偉丈夫な男性であり。実年齢は三十手前。


 ちなみに門手とはバディ同士。

 そしてここで補足すれば。実験機であるF-EA戦闘機を着装するデバイスの元とする仙導と航軌院に対して。

 門手と呉市は、空自の主力機であるF-3A戦闘機をデバイスの元とするという違いがあった。


 ちなみに零れ話をすればそんな門手と呉市のバディも、仙導と航軌院のバディに負けないアイドル人気を隊内で集めている。


 そんな、集いそしてここまでにそれぞれの言葉を口にしたのが。特動隊、飛行班の主立った面子だ。


 またここで補足すれば、仙導は特動隊全体の隊長であると同時に、自身の直接指揮下となっている飛行班の指揮官を兼ねる。

 そんな仙導の階級職位は、「隊長」という良くも悪くも漠然とした呼称で定められているが。

 自衛隊の階級序列に当てれば、三佐~二佐に値するものとされていた。


「とてつもない様子姿の竜だったが――見た限りでは害意は感じられなかった。何か、こちらを興味本位で見に来たという感じがしたな」


 今の呉市の懸念の言葉に対してを主に。そんな飛行班の面子がそれぞれ発した言葉、感想などに、答えつつまとめるように。

 仙導は己が対応に上がって接触した闇竜について、その時の姿様子についてを、そんな表現で言葉にする。


「とはいえ……あんな存在が今後も現れる可能性を考えれば。スクランブル体制を疎かにはできません、もしもがあっては事です」

「えぇ、もちろんです。飛行班は以降、その想定で体制に入るつもりです」


 しかしその次には、敷浪がまたその愛らしい顔に難しい色を作って懸念の言葉を零す。

 仙導はそれに承知していると、以降から対応体制を準備する旨を返す。


「そういや、追加の航空戦力の話はどうなってるんで?」


 そこへ門手が質問の言葉挟む。

 飛行班は現状、まだ編成を完全に完了していない状態であり。さらに追加の人員装備が「本国」、日本から来るはずなのである。


「近々、バディもう一組と機体装備が回されて来るとは聞いているが。具体的な日取りはまだだ」

「来てくれれば、三交代のローテが組めて体制が固まるんだがな」


 その事項についての門手からの質問に、仙導は現状分かる所を正直に答え。

 それに併せる形で、呉市が飛行班の体制についての求めたい所を零す。


「それまでは、もしまた同じような事があれば我々居るもので対応するしかない。皆、そのつもりで備えていてくれ」

「はぁい」

「ヘイヘイです」

「は」


 それから話を、場を区切りまとめる様に。仙導は皆に向けて求め願う言葉を紡ぎ。

 それに飛行班の面子三名は、それぞれの色での了解の言葉を返す。


「それと……状況から難しい場合もあるでしょうが。危険ですので、一人で飛び出して行く真似はできる限り避けてください」


 しかしそこへ付け加えるように、敷浪が紡いだのはそんな言葉。

 言葉にあっては皆に向けての形だが。敷浪のその可愛らしい目は、しかし渋い色で仙導に向いている。


「あぁ、すまない。気を付ける」

「こりゃ、期待はできるかは怪しいな」


 そんな敷浪の言葉と視線に、しかし仙導は先の事への詫びと併せて了承する言葉を返すが。

 その色は淡々と、そして本当に期待できるかは怪しい色のものであり。

 その事を、門手が皮肉気な調子の言葉で揶揄った。


 そんなオチを付けつつ、映像情報の確認共有のためのこの場は区切りとなり。

 集った、主として中身正体は男性等である可憐な少女幼女たちは、その場を解散とした。

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