弱い怪獣と頑丈な塔
掲載日:2026/02/03
弱い怪獣は、いじめられてばかり。
怪獣なんだから、人を襲うはずだといわれて、石を投げられたり、叩かれたり。
だからいつも逃げ回っていて、偶然見つけた塔に逃げ込んだ。
そこは、とても頑丈な建物だから、人は簡単に入ってこれない。
怪獣は安心して、毎日過ごす事ができるようになった。
そしたら、今まで反撃できないくらい弱かったのに、だんだん強くなっていった。
小さかった体も大きくなって、口から火を吐く事もできるようになった。
これなら、もういじめられない。
そう思った怪獣は、頑丈な塔から出ていった。
人は大きく。強くなった怪獣をおそれて、逃げ惑う。
それが面白くなった怪獣は、人を脅かして襲う真似っこを繰り返した。
そしたら、人を襲う怪獣だと誤解されて、とても強い人にやっつけられてしまった。
何度も人を襲う怪獣なんかじゃないといっても、人は耳を傾けてはくれなかった。




