いせき 2
「さあ あなたは きょうから ここで くらすのよ。」
「いせきの しかけについて おしえておくわね。」
そう言って、トリエルは床に並ぶ6つのボタンのうち、真ん中の2つ以外を迷わず押した。
「ここには たくさんの 『パズル』があるの。」
「しんにゅうしゃを げきたいする むかしからの ぎじゅつよ。」
「へやを いどうするときは パズルを とかないと いけないわ。」
「だから よくみて なれておいてね。」
壁にかけられた石板には、こう刻まれていた。
――先へ進みたくば 迷いを捨てよ。――
――真の勇者も 愚か者も 中間の道は歩まず。――
門を抜けて少し進むと、地底なのに川が流れていた。
トリエルは言った。
「このさきへ すすむには ただしいスイッチを おさないと いけないの。」
「でも だいじょうぶ。 ちゃあんと しるしを つけておいたから。」
目の前の石板には、こう刻まれていた。
――ひとたび道を定めたら 心を変えることなかれ。――
その手前には看板があり、「かんばんの まえで Zをおすと よめる」と書いてあった。……メタい!
一つ目の壁には、スイッチがひとつ。
スイッチを見ると、あからさまに矢印が書いてある。
――このスイッチを おすのよ。 - トリエル -――
二つ目の壁には、スイッチが二つ。
こちらも矢印が書かれ、さらにこう記されていた。
――このスイッチも おしてちょうだいね。 - トリエル -――
これでは、しんにゅうしゃをげきたいできないのでは……と思いながらも、フリスクはスイッチを押した。
「よくできました!」
「えらいわね。」
「さあ つぎの おへやへ すすみましょう。」




