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勇者はマモリたい  作者: 覧都
第1部

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第八十一話 夏祭りと人物紹介

 八月十四日

 盆踊りの前日、ユウキの親友のエイリとノブコの家族が、大きなキャンピングカーで訪れました。

 エイリは、十田家という、古い尾張の材木商の子孫だそうです。とてもお金持ちで、現在の当主がエイリのお父さんだそうです。

 ノブコは、旧仲信作という国会議員のお孫さんだそうです。長州出身の議員さんで、奥さんが幸魂学園の理事長をしています。


 エイリのお父さんとノブコのお爺さん、ガンネスとファルコン、そしてマモリ様が集会所の一つのテーブルで密談を始めました。

 テーマは、異世界人の侵略です。

 普通なら笑い飛ばすような内容ですが、ファルコンファミリーは超有名で世界的なカジノマフィア組織だから、エイリのお父さんも旧仲先生もよくご存じでした。ひょっとすると、海外でお世話になったのかも知れませんね。

 ガンネスは、日本の外国人マフィアでは最大の勢力のボスです。とても貫禄があります。現在はファルコンと義兄弟で、兄貴分です。


 エイリのお母さんとノブコのおばあさんと、ユウキとエイリとノブコは、ユウキのおばあさんの家で女子会を始めました。


 そこへ、吉田先生とチーちゃんとナナがやって来ました。

 吉田先生は吉田恭代と言って、かの吉田松陰と遠い親戚だそうです。ユウキのお母さんの親友で、ユウキの為に地元の政治家、ノブコのお爺さんの国会議員旧仲先生の所へ乗り込んで、ユウキに両親の保険金をもぎ取ってくれた方です。

 おかげで、ユウキは高校に行けるようになりました。


 チーちゃんとナナは、研直美と岡本奈々という名前で、幸魂女学園でユウキ達と同じ軽音部の一つ上の先輩です。


 集会所の隣の部屋ではガンネスファミリーの幹部、三狂獣と呼ばれるアスランとカブランとクートと、渡世人島津ヒサシと姫神の一族と呼ばれる、マモリ様の仲間も詰めています。


 姫神の一族は、ダニーと呼ばれるカッパを筆頭にカッパと天狗と鬼がいます。

 カッパはダニーとズラーとデェス、アカとアオとキイとミドとモモの八人がいます。デェスとモモは女性ですね。普段は魔法でカッパの姿を人間にしている、本当はカルッパーン族という異世界人です。


 天狗は、リリイとミミイの二人でリリイもミミイも実は女性の異世界人のエルフです。物陰に隠れていると長い耳の影が天狗の長い鼻のように見えるので、天狗と呼ばれています。ミミイの容姿はかわいい少女の姿で、変身魔法が使えるので、鬼のコングの姿を人間に変身させています。時々ユウキとエイリとノブコをキュートルスリーという美少女戦隊ヒーローに変身もさせます。


 鬼はコングという名前で、全身が赤い、頭に角のある赤鬼です。魔法が全く使えない戦闘特化の異世界人です。姫神の一族の中では最強ですが、マモリ様には全く相手にされず敗北しています。人間の姿にはミミイが魔法で変身させています。




 八月十五日、夏祭り当日。


「ひどいっすよ!! 俺達にお誘いもなしとは!!」


 ヒデキとケンイチが、盆踊り会場で、カブランに詰め寄っています。

 ガンネスファミリーのチャーターした観光バスにちゃっかり乗ってここへ来ています。

 ヒデキとケンイチは幸魂工業高校の生徒で、幸魂連合というガンネスファミリー配下の半グレ集団の総長と副総長をやっています。


「おめー達なんぞ、数に入っていねーんだから、呼ばなくて当たりめーだ。ひでーも何もねーだろう」


「しかし、すごいっすねーー!!」


 ヒデキは、会場をぐるりと見渡しました。

 祭り会場は、大きな球場くらいあります。

 そして、道を挟んで反対側に大きな駐車場があります。

 駐車場の奥にはまだ完成していない工事中の建物があります。

 ひょっとするとあれが地球防衛軍の基地なのでしょうか?


 川を挟んで向こう側に、安土のお山が見えています。

 ライトアップされて、とても綺麗ですね。

 私は、そこの山神で皆には安土様と呼ばれています。

 昔は猫の姿でしたが、今はユウキの幼い頃の姿をして、髪をのばし巫女服を着ています。

 ユウキは小学生の頃は坊主頭でしたので、私がユウキの姿をしているとは気がついていないようです。


「なにっ! この新潟名物八兵衛黄金焼きそば風、焼きそばってーー!! 四つください!!」


 屋台から、ソースの焦げる焼きそばのいい香りがしています。

 ノブコが盆踊り会場の沢山並んでいる屋台から新潟名物八兵衛黄金焼きそばの屋台を見つけさっそく注文しました。


「うわあー!」

「ひどいですわ!」

「ぜんぜん、ちがーう!!」

「ふむ!!」


 ノブコとエイリとユウキとマモリ様が屋台の前で大声を出しました。


「おう、おう、おう! 人の屋台の前で言いたい放題じゃねえか!」


 屋台から恐いお兄さんが出て来ました。


「だって、ぜんぜん、新潟名物八兵衛黄金焼きそばと違うよーー!!」


「だから、書いてあるだろう、新潟名物八兵衛黄金焼きそば風って、風がついたら何でもいいんだよ。俺は新潟名物八兵衛黄金焼きそばなんて食ったこともねえ」


「おいおい! 何をもめている!!」


 渡世人で顔の利く島津ヒサシが来ました。

 マモリ様の様子を見ていたようですね。

 屋台の手配は島津ヒサシがしてくれたようです。

 この夏祭りの時期にこれだけの屋台を用意するとはさすがですね。


「こ、こりゃあ、島津の旦那!!」


「…………」


 ヒサシは、屋台の若い衆の耳元にヒソヒソ話しました。


「ええっ!! この方が……」


 若い衆はしょんぼりして静かになりました。


「ふっふっふっ、こんな事もあろうかと、こんな事もあろうかと、私は新潟のデブのおじさんと可愛い二人の娘さんのお店で、材料を仕入れてきましたのですぅ。そして、大量のバニラアイスも仕入れてきましたーー。丼とご飯もありますぅ」


 そうでした、リリイさんは、黄金焼きそば丼とバニラアイスの溶けた所が大好物なのでした。リリイさんは収納魔法が使えますので、収納してきたようですね。

 新潟名物八兵衛黄金焼きそば風焼きそばの屋台は、風が取れました。


 盆踊り会場のはじっこに、ユウキの注文で立派なステージが用意されています。

 そのステージで、焼きそば丼を食べて元気になったオカルト研究姫デェスのメンバーが演奏を始めました。

 オカルト研究姫デェスが、軽音部のバンド名です。

 まだ、明るい盆踊り会場には、ガンネスファミリーの家族が会場に満員になるほど遊びに来ています。

 ほとんどが外国人ですが、美少女の演奏はおおむね好評です。


「全然、盛り上がっていないですのぉ」


 ミミイが人差し指をピコピコしたら、ステージの上のオカルト研究姫デェスの衣装がとてもエッチな感じになりました。

 夏だから涼しそうでいいのですけど、やり過ぎではないでしょうか。


「うおおおおおおおおおぉぉぉーーーーーーーー!!!!!」


 滅茶苦茶盛り上がりました。

 オカルト研究姫デェスの美しさは、外国人にも通じるようですね。

 得意なアンナダメダーマンの主題歌とエンディングテーマと、新曲のキュートルスリーのテーマとエンディングテーマを気分良く演奏したようです。


 日が暮れると、全員浴衣に着替え盆踊りが始まりました。

 この盆踊り会場から、安土のお山までライトアップされていて、幻想的で美しくなりました。

 ガンネスファミリーの神様の総本山ということで、ガンネスファミリーの全員が参拝してくれます。とても信心深いですね。

 おかげで私はもりもり力がわいて来ました。

最後までお読み頂きありがとうございます。


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