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勇者はマモリたい  作者: 覧都
第1部

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第七十六話 全て幻覚

「開けぇーーっ!! ごくもーーん!!」


 キュートルスリーがコロシアムの客席から闘技場へ、次々ファルコンファミリーの手下を投げ入れます。

 銃声が聞こえますがそんな物は三人のヒーローには効くわけがありません。

 千人以上いたように見えましたが、もう残りは百人程になりました。

 獄門が開くと、マモリ様以外は全員ガンネスチームのベンチへあわてて戻りました。

 いつものようにマモリ様が手を上げると、その上に黒い雲が集まり地獄の門が開きます。


「うわあああああああぁぁぁぁーーーーーーーー!!!!!!」


 闘技場に一人の男が走って来ました。


「ファルコンさん、こんな所に来ると危険ですよ」


 まだ、マモリ様はファルコンにはよそよそしいですね。


「ぐはあぁ! ぜーーっ!! ぜーーっ!!」


 運動不足だからか、思い切りゼーゼー言っています。

 全力で走って来たのでしょうか。

 こんな所に何の用事でしょうか?


「さあ、ファルコンさん、早くガンネスチームのベンチへ移動して下さい」


 マモリ様の手の上の獄門からは、絶叫する悲しい声が漏れてきます。


「ままま、待って下さい。これ以上手下を連れて行かないで下さい。これ以上連れて行かれたら組織を維持できません。後生ですから助けてやってください!! ちゃんときっちり、言い聞かせますのでーーっ!!」


 ファルコンは、ひざまずいて頭を下げながらいいました。

 マモリ様は闘技場で倒れているファルコンファミリーの手下から、視線をファルコンに移しました。

 もう、マモリ様の顔の表情が変わっています。

 ファルコンの自身の体をかえりみず手下の命乞いをする姿が、マモリ様の琴線に触れたようですね。


「ファルコン、頭を上げてください」


「はっ……いいえ。出来ません。手下の命を助けてもらうまでは、出来ません!!」


 一瞬頭を上げそうになりましたが、再びさらに深く頭を下げました。

 ひたいが、闘技場の床に付いています。


「ファルコン、金玉を用意して下さい」


「ええっ!!」


 ファルコンは、大きく驚いてズボンのチャックを下げようとします。


「おいおい! ファルコンのぉ! 我らの神様に何をさせようとしているんだ。おめーさんの汚え金玉のことは言っていねえ!! おいっ!!」


 言いながらガンネスが目で三狂獣の一人、アスランを呼びました。


「はっ!!」


 アスランはその意を理解して、両手の平を上にして片膝をつき前に出しました。

 その手の上に、大切に自分の胸に抱えていた物を差し出します。

 アスランの手の上にうやうやしく、大切に抱えていた物を置くと、上にのせてある豪華な布を取りました。

 豪華な座布団に乗った、純金製のマモリ様の紋章の付いた金の玉が出て来ます。


「この位の金の玉を用意しろということだ、あんまり欲張って大きくするなよ! 重くて持ち運ぶのが不便になる。ふふっ、喜びな! マモリ様はおめーさんに神様の加護をくださると言ったのさ」


「えっ!?」


「マモリ様の加護はすげーぞ。この玉があれば、戦車の砲撃ぐれい効かなくなる! おいっ!!」


 ガンネスが、今度はアスランの横の同じく三狂獣の一人、カブランに視線を移しました。


「はっ!」


 カブランはその意を理解して、首からさげたお守り袋からパチンコ玉を出してファルコンに見せます。


「この銀色の玉は、チンコ玉という。どうだ見えるか、金玉と同じ紋章が入っているだろう。この玉は、金玉から力をもらって超人的な力をくれる。金玉から離れすぎると紋章が消えて力を失うから気を付けな」


「するってえと、さっきガンネスファミリーが滅茶苦茶強かったのは、このチンコを全員が持っていたということか」


「ふふふ、そういうことだ。金玉にはまだ秘密があってな。三こすり半であれが出てくる」


「ま、まさか、あの白い」

「そう、マモリ様だ」


 ファルコンとガンネスの言葉が重なりました。

 何を言ったのか私には聞きとれませんでした。

 それに、三こすり半じゃなくて三回です。


「なに、マモリ様が出てくるのか! そ、それはすごい!!」


 ファルコンは少し赤い顔をして大きな声で言いました。


「これで、おれとおめーさんは共に、マモリ様の金玉をもらった兄弟みてぇーなもんだ。よろしく頼むぜ」


 ガンネスがファルコンに手を差し出し、立たせてから言いました。


「おお、これはめでたい。金玉の義兄弟だ」


 三狂獣の残りの一人クートが笑顔で言いました。


「わかったのなら、金玉とパチンコ玉を二千個用意して下さい」


 マモリ様は獄門を消すと言いました。


「おおっ!!!! わかりました。金玉とチンコを二千用意いたしやす」


 うーーん。

 ここだけ聞いていると二千人の宦官が出来そうです。

 ちがいますからね。


「ふーーっ、楽しかったーー!!」


 闘技場にファルコンの手下を、すべて投げ入れ終わったキュートルスリーが戻って来ました。


「使徒様、お疲れ様でござんした」


 渡世人の島津ヒサシが、キュートルスリーにうやうやしく頭をさげます。


「たっ、楽しかった……」


 ファルコンの目が点になり、ガックリうなだれました。


「ガンネス、ファルコンにも侵略の事を伝えて、それに備えるよう教えてあげて下さい」


 マモリ様がガンネスとファルコンを順に見て言いました。


「へい、わかっておりやす」


「もう、わかっていると思いますが、ジャパニーズマフィアの選手高橋一郎達は異世界人です。しかも、身分の低い兵士です。それでも、この世界のチャンピオンよりはるかに強いです。異世界人は既にこの世界に入り込み、しっかり調査をしていますよ。くれぐれも油断しないようにして下さい」


「ははっ!!」


 ガンネスが、素早く頭を下げると、ファルコンもあわてて頭をさげます。

 数日後に、ガンネスに呼び出されたマモリ様は、ファルコンの金玉とチンコに加護を与えました。

 ああ、私としたことが言い間違えました。

 これでは、ファルコンの汚い金玉とチンコに加護を与えたみたいですね。

 ちがいます。

 ファルコンの用意した純金製の金の玉と二千個のパチンコ玉に加護の紋章を与えました。


「おおーーとっ!! 闘技場から全ての人が退場でーーす。これでやっと私も家に帰ることが出来そうです。これこそ一人民族の大移動だーー!! これ、幻覚じゃないだろうなあ」


 ふふふ、ある意味幻覚ですよ。

 少なくともデェスちゃんの巨大なおっぱいのポロリと、女子高生三人のヌードは幻覚です。

最後までお読み頂きありがとうございます。


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