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勇者はマモリたい  作者: 覧都
第1部

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第六十二話 武闘大会

 ガンネスは机の上に簡易書留の封筒をのせると、封筒の中から紙を取り出しゆっくり開きます。


「関東八大マフィア武闘大会へのご招待?」


 マモリ様は最初に、目立つ大きく書かれた文字を見て声を出して読みました。


「へい、ガンネスファミリーもいつのまにか、関東で八本の指に数えられる組織になったようでやす」


「それで、招待されたというわけですか?」


「へい、毎年この時期に開催されている賭場でやす。八大マフィアの中でも最大の資金力をもつ、博打……カジノ系マフィア、ファルコン一家の主催する賭場でやす」


「なるほど、八つのマフィアから代表を出して、戦わせてどこが勝つか賭けて楽しむお祭りですか」


「へい、参加費は百億、優勝マフィアが総取りします。客を入れて賭けさせて大会で動く金は二兆円を超すという大会でやす」


「その大会に僕に出ろと……」


 マモリ様は鋭い視線をガンネスに向けました。

 ガンネスはマモリ様がどんな返事をするのか、予想できずに顔から汗が噴き出しました。


「毎年、選手に死者が出るという、たいへん危険な大会だそうです」


 横から、クートが助け船を出しました。

 さすがクートですね、マモリ様を良く理解しています。


「た、たいへん……それはいけませんね。で、僕以外のメンバーは?」


 どうやら、クートの策略通りマモリ様は出場する気になったようです。チョロすぎです。


「へい、四人でチームを組みやすので、マモリ様の他はアスランとカブラン、クートを予定していやす」


「それは、いけませんね。死者が出るような危険な大会に、クート達では危険が危ないです。ここは、デェスとダニーとズラーを出しましょう」


 マモリ様は最強の三人を選択したようですね。

 でも、人間相手にその三人は反則ではありませんか。


「へい、わかりやした。わかりやしたが正式なお名前はなんでやすか?」


「うーん、そうですねえ…………。姫神デェス、姫神ダニー、姫神ズラーです」


「マ、マモリ様と同じ名字でやすか?」


「そうですね。肉親みたいなものです」


 うふふ、三人が聞いたらうれしくて泣いてしまいそうですね。


「そうですか。強そうでやすな。その名前で登録の変更をしておきやす」


「ふふふ、僕の次に強い方達ですよ。到底人間では武器を使っても殺せないと思います」


「よかった!! これで優勝できそうだ!!」


 ガンネスは、マモリ様の出場が決まって安心したようですね。


「喜びすぎですよー。優勝したら賞金の他に何かあるみたいですね」


「ふふふ、ボスはチームガンネスに百億賭けています」


「こ、こら!! クート!!」


 ボスのガンネスが青い顔をしてあせって言いました。

 真面目なマモリ様です。賭けているなんて知ったら怒り出すかも知れませんものね。


「お金は大丈夫ですか?」


 意外ですね、賭けに対しては悪いこととは考えていないのでしょうか。


「へい、金はこの超高層ビルを担保にして、ファルコン一家から借りたので問題ありやせん」


「ちなみに、チームガンネスの倍率は百五倍です。チームガンネスが優勝すれば一兆以上入ります」


 クートがまた言いました。

 ガンネスがまた、青い顔をしてあせっています。

 汗をかきながらマモリ様の顔を見つめます。

 そして、クートを凄い顔をしてにらみつけました。


「それなら、もっと賭ければいいのに」


 マモリ様は賭け事には寛大なのでしょうか。


「いえ、いえ。これ以上賭けると倍率が下がってしまって、結局もらえるお金は同じでやす。馬鹿らしいので、これ以上賭ける必要はありやせん」


 ガンネスはほっと安心していいました。

 すーっと吹き出した汗が引いていきます。


「ふーーん…………僕は、博打は基本的に反対です。それに生理的に嫌いです。負けるのが当たり前ですからね。でも、今回は特別です。自分達の力で何とか出来そうですものね。万が一でも優勝できたら、お金は非常用の食糧とお水につかって下さいね」


 やっぱりマモリ様は、博打がお嫌いなようです。

 再び、マモリ様は鋭い視線でガンネスをチラッと見ました。


「ひゃ、ひゃい!! もちろんでやすともーー!!」


 再びガンネスは汗が噴き出しました。

 出したり、引っ込めたりいそがしいことです。


 それにしてもマモリ様は、この状態でも万が一とか言っています。

 最初に負けたときのお金の心配をしました。

 負けることが前提のようです。

 マモリ様の自分に対する評価は過小すぎると思います。

 私は絶対優勝すると思うのですが。

 まさか、人間以外の者が参加するとでもいうのでしょうか?


 この後、武闘大会の当日の事を打ち合わせすると、マモリ様は安土のお山へ帰って行きました。






「レディース! アンド! ジェントルマーーン! 今日のアナウンスは大麻の常習でおなじみ、坂井正司ことマーシーでーーす。麻薬取締法違反で捕まりここでアナウンスしていまーーす。ここで一年分の収入をかせいでいまーーす。人生終わっていまーーす」


 都内の秘密地下コロシアムに軽快な場内放送が響きます。

 超有名なタレントさんですが、逮捕されてから見ないと思ったらこんな所で働いていたのですね。


「うおおおおおおおおおーーーーーーーーはあぁはっはっーー!!!!!」


 超満員のコロシアムで大きな笑い声が、うねりのように響きました。

 武闘大会の当日、マモリ様は可愛いセーラー服で会場に入りました。

 ユウキは今日が学園の終業式だったので、おばあさんの待つ家に帰りました。

 来たそうでしたが、マフィアの主催する大会なんかに危険すぎて連れて来られないですよね。


「さあ、選手の入場でーーす!!!!」


 マーシーの声が響きます。

 コロシアムの試合会場に選手が入場してきました。

 どんな選手がいるのでしょうか。

最後までお読み頂きありがとうございます。


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