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勇者はマモリたい  作者: 覧都
第1部

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第五十一話 怯える黒パンツ

「おめーだちー! 出てくるだーー!! このばかに、オラだちの実力を思い知らせてやるだーー!!」


 その言葉を聞くと、マモリ様の回りに四人のカッパが姿を現しました。

 四人も隠れていたのですね。

 これで五対一になりました。


「五人ですか。いいですねー。まずは、その実力を見せて下さい」


「ぐぬぬぬぅぅぅーーーーーー!!!! どこまでいらつかせる奴だーー!!!! 全員全力だーー。人間ごときが、力の差をおもい知るだーー!! 五体をバラバラに吹飛ばしてやるだあぁぁぁーーーー!!!!」


「うおおおおおおおおおぉぉぉーーーーーーーー!!!!!」


 その言葉に四人のカッパが呼応します。

 マモリ様に五人が息の合った攻撃を仕掛けます。

 五人がマモリ様にそれぞれの攻撃を仕掛けた瞬間マモリ様の姿が消えたように感じました。

 でも、それは瞬間移動では無いようです。

 五人のカッパは目で追えるようです。


「くそう!! 素早いだ!!」


 マモリ様は何か考えがあるのか、絶妙に攻撃が当たる瞬間姿が消えるほどの素早い移動をします。

 私の目からはマモリ様が消えたり出たりして、それに合わせてカッパ達が右往左往している様に見えます。


「ぐはああぁーー!!!!」


 ドンという音と共に五人のカッパが全員でぶつかりました。

 マモリ様はこれをねらっていたようですね。


「くふふっ」


 それを見てマモリ様は、うれしそうに笑っています。


「このヤロー!! もういいだ!! 人質をとるだ!! あの弱そうな黒パンツを人質にするだーー!!」


 カッパのリーダーが言うと、手下のカッパの一人が黒パンツを見せている生徒会長にむかいました。


「いやあああぁぁぁぁーーーーーー!!!!」


 生徒会長は涙目で悲鳴を上げます。

 手下のカッパの、恐ろしく長くて鋭い爪の生えた手が迫ります。


「や、やめてぇーーーー!!」


 その手から逃れるためジリジリと生徒会長は後ろに移動します。

 でも、再び尻もちをついてしまっている生徒会長は少しずつしか移動出来ません。

 ズルズル移動しますが、もうカッパの爪が生徒会長の喉に迫ります。


「ううっ!!」


 生徒会長は目を閉じて逃げるのをあきらめました。


「まったく、戦闘民族が聞いてあきれます。か弱い女性を人質に取るなど、誇り高きカルッパーン族のすることではありませーーん!!」


 その言葉が聞こえると、鋭い爪がピタリと動かなくなりました。

 生徒会長の喉に鋭い爪がくい込む数ミリ手前で、カッパの手首をデェスがつかんでいます。


「うわあああああぁぁーーーーーーーーっ!!!!!!」


 デェスは、つかんだ手をグイッと引っ張ると、華麗なステップで体を回転させて、カッパを振り回します。


「まったく、しばらく眠っていなさい!!」


 デェスは言葉と共に、カッパを地面のアスファルトに打ち付けました。

 ドスンという音と共に地面が震動するのがわかりました。


「ぐわっ!!」


 地面に打ち付けられたカッパは、アスファルトに甲羅が半分ほどくい込み、瞳孔がグルグル回転して、そのまままぶたをゆっくり閉じました。

 意識を失ったようですね。


「マモリ様、デェスはやりました!!」


「うん、デェスよくやってくれました」


「ふぇへへ」


 デェスはおっぱいをブルンブルンさせて、照れ笑いをしています。

 マモリ様にほめられて、本当にうれしそうです。


「ユウキ、エイリ、ノブコ、いつまでそうしているつもりですか? このカッパ達は、デェス達よりはるかに弱いですよ。戦闘モードなら、勝てるはずです。せっかくの実戦です。胸を借りてみませんか?」


 マモリ様が優しく言います。

 見た目の恐さに怯えていた、ユウキとエイリとノブコの目に闘志がみなぎってきます。

 三人はスクッと立ち上がると、小指を立てて腕を伸ばします。

 その小指を頭上でクロスします。


「ヴァルキリーレヴォリューション!!!!」


 三人が力強い声ではっきりと言いました。


「……!?」


 全員が三人に注目します。

 そして、動きを止めて次におこる事を待っています。


「あのー……いつ裸になって、エッチなコスチュームに替わるのですか??」


 吉田先生が聞きました。


「もう、お姉様!! 裸にもエッチなコスチュームにもなりません!! このままです!!」


 ユウキが言いました。


「なんという紛らわしいやつらだーー!! すっかり待ってしまっただーー。全員やってしまうだーー!!」


 四人がユウキ達に走り出すと。


「おっと、あなたの出番はもう少し後です」


 マモリ様が、リーダーの行く手を阻みます。

 これで、三対三になりました。


「くっ!」


 リーダーは、マモリ様の実力が上と理解しているのか動きを止めました。


「みなさーん、戦闘モードは三分間ですわ。素早く片付けないといけませんわ」


「あーーっ、それですけど、僕が見える範囲にいるときには僕から魔力が直接補給されますので、時間は気にしなくても大丈夫です。今回は練習です、時間をかけて戦いましょう。」


 三分間の時間制限はマモリ様から、離れているときだけのようですね。


「ぐぬぬっ!!!! 練習だとーー!! どこまで馬鹿にするだーー!!」


 三人の怒りは頂点に達したようです。

 それぞれ猛烈な勢いで別れて走り出します。


「みんなーー!! まずは相手の動きを良く見て攻撃をかわして下さい」


「あっ!! カッパの動きがゆっくりに見えますわ」


 エイリは言いながらカッパ達の攻撃を次々よけていきます。

 ユウキもノブコも余裕でよけます。


「では、次は攻撃です。こいつらには、全力でも大丈夫でしょう。フルパワーで攻撃してください」


「フルパワーーパーーンチーー!!」

「フルパワーーキィーーィック!!!!」


 ユウキがパンチで、エイリとノブコがキックを出しました。

 あなた達、全員パンチじゃなくてはいけないでしょ。

 だってエイリとノブコは短いスカートなのですから。

 案の定パンツが丸見えです。


「ぎゃあああぁぁぁぁーーーーーー!!!!」


 三人のカッパが吹っ飛び目を回しました。


「さて、みんな。今度はこのカッパです。三人でお仕置きをしてください。人質を取れなんて指示をした罰です」


 神様が行く手を阻んで、牽制していたカッパのリーダーの顔をにらみました。


「はーーい」


 三人が天使のような返事をしました。


「ぐわああああぁぁぁぁーーーーーー!!!!」


 ユウキはパンチ、エイリとノブコはキックをフルパワーで決めました。

 リーダーも吹飛び目を回しました。

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