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第百二十五話 主要人物紹介

「メイヤさん、マオちゃん、レイコちゃん。せっかく義勇軍の皆さんが集っていますので、ここにいるみんなを紹介しますね」


 ユウキちゃんが歩いて、今なお倒れている3人の後に移動しました。

 姿は黒いカッパと黒い鬼から、筋骨隆々の人間の男性3人になっています。


「まずは、姫神の一族の方から紹介しますね。この方がダニーさんとズラーさんです。わかりますか?」


 倒れている男性2人の上半身を順番に起こしながら説明してくれました。

 少し恐そうな顔をした人が、ダニーさんで優しげで真面目そうな人がズラーさんです。

 2人ともなぜか上半身裸です。おかげで発達した筋肉が見放題です。


「はい!」


 私に抱っこされているマオちゃんが返事をしました。


「こちらの、綺麗な女性がデェスさん。ダニーさんとズラーさんときょうだいです。ダニーさんが1番上のお兄さんで2番目がズラーさん、一番下がデェスさんです」


「よろしくデェース」


 デェスさんは清楚で綺麗な顔をしていますが、胸が暴力的なほど大きいです。

 服装は、露出度高めの服を着ています。

 いろんな所が出過ぎだと思います。


「3人は、変身するとカッパになります。とても強いですよ。今はいませんが、この他に5人のカッパに変身出来る人がいます。名前はアカ、アオ、キイ、ミド、モモです。私のおばあちゃんのところに下宿しています。おばあちゃんの護衛と農業を学んでいるのですよ。モモちゃんだけ女の子です。マオちゃんとレイコちゃんはカッパがわかりますか」


「はい!!」


 私に抱っこされているマオちゃんと、ナナちゃんに抱っこされているレイコちゃんが元気に返事をしました。

 マオちゃんには記憶はないと思っていたのですが、魔王様だったことは忘れているようですが、基本的な常識はあるみたいです。


「こちらは、リリイさんです。その横がミミイさんです。リリイさんは、光の魔法が得意で、真っ暗にしたり、姿を消したり出来るのですよ。ミミイさんは変身魔法が得意です。私がキュートルブルーに変身出来るのはミミイさんのおかげです」


「リリイですぅ。好物は黄金焼きそば丼とバニラアイスの少し溶けた所ですぅ」


 リリイさんは銀髪で光の反射具合で紫に見える髪の毛をしています。

 とても幻想的な美しさです。


「あたしは、ミミイですのぉ。よろしくですのぉ」


 ミミイさんは銀髪ですが光の反射具合でピンクに見える髪の毛をしています。

 ツインテールで美少女です。


 マオちゃんとレイコちゃんが2人にペコリと頭を下げました。


「そして、姫神一族の最後はコングさんです。鬼に変身しますよ」


 ユウキちゃんは、失神中のコングさんの上半身を起こしました。

 コングさんもなぜか上半身裸です。

 赤黒い髪で、吊り目で恐ろしく強い武将のような顔をしています。


「こわい」


 マオちゃんが私にしがみついて、顔を私の胸にうずめてきました。

 かわいいです。


「続いて、義勇軍の長官、旧仲信作さんです。そして、お孫さんの志信さん、ノブコちゃんです」


 3人が立ち上がり頭をさげました。

 旧仲信作おじいさんは、衆議院議員の重鎮なので貫禄のある顔をしています。

 悪く言うと悪代官のような顔です。怒られるかなあ。

 志信さんは出来るOLさんのような容姿です。スーツを着ていますね。

 ノブコちゃんは、幸魂女学園の制服を着ています。ユウキちゃんの親友です。


「吉田恭代先生、私の学校の先生です。そして、後藤智子先輩、そのお母さん。研直美先輩、岡本奈々先輩、十田愛莉ちゃん」


 学校つながりでしょうか。

 わたしの名前の研直美がありました。

 立ち上がって、お辞儀をしました。

 研直美なのになぜか皆から、ちーちゃんと呼ばれています。

 後藤智子先輩は生徒会長で、ふだんは会長と呼んでいます。

 マモリちゃんとユウキちゃんと会長とナナちゃんとエイリちゃんとノブコちゃんとデェスさんは、幸魂女学園の軽音部の部員です。

 そして、吉田恭代先生は、軽音部の顧問です。


「続きましては、ガンネスさんと最高幹部の皆さんです。その横がファルコンさんと最高幹部の皆さんです」


 義勇軍の戦力の皆さんです。

 全員が、起立してお辞儀をしました。

 アスランさんの姿がガンネスさんの横にありました。

 全員、恐ろしい顔をしています。

 まるでマフィアのボスとマフィアの幹部のような感じです。


「こわい」


 マオちゃんが再び、わたしにしがみつきました。

 可愛すぎですよ、この子。


「義勇軍の報道部、マーシーさんと島津ヒサシさんです」


 いまや、とても有名になった動画配信者のマーシーさんです。

 助手でしょうか、島津ヒサシさんという方が紹介されました。

 とてもかたぎには見えません。

 日本刀のような鋭さをかんじます。


「最後に姫神マモリ様と、私がユウキです」


 マモリちゃんとユウキちゃんがお辞儀をしました。


「マモリ様こわい」


 マオちゃんが、震えています。

 あんなに美少女なのに、1番恐がっています。

 ナナちゃんの方を見るとレイコちゃんが、ナナちゃんにしがみついて震えています。

 なにか、2人のトラウマになるような事があったのかも知れませんね。


「ユウキ、もう一人忘れていますよ」


「えっ??」


 ユウキちゃんが驚いています。


「ほら」


 マモリちゃんが、神社のおやしろを見ました。


「あっ、安土様」


 おやしろに、何があるのでしょうか。


「皆さんには見えないかも知れませんがおやしろに、この周辺の山々の山神様安土様がいらっしゃいます」


「ふふふっ」


 その言葉を聞くとメイヤさんがすこし笑ってから、パチンと指を鳴らしました。


「おおおぉっ!!」


 全員から声が漏れました。

 わたしも思わず声がでました。

 おやしろに、かわいい巫女服の猫耳幼女があらわれました。

 お社で正座してニコニコしています。

 滅茶苦茶可愛い幼女です。


「ニャニャ、皆、わたしが見えるのかニャ」


「おおおぉーーーー見える。みえます。そして声も聞こえましたーー」


 全員に見えるようです。

 でも、スーッと再び見えなくなりました。


「わたくしの力では、一瞬しか見えないでしょうがお許し下さい」


 メイヤさんが、深々と頭をさげました。

 あれほど恐ろしく感じていたメイヤさんでしたが、礼儀正しくしていると出来る執事のようにしか見えません。


 全員がお社に手を合せました。

 初めて本物の神様を見ました。


 今日はとてもすごい日です。

 本物の神様と魔王様を見ることが出来ました。

 そして私にしがみついているのは正真正銘、将来の魔王様です。

 いいえ、魔王女様です。

 わたし今日から日記でも書こうかしら。

 この感動は残しておかないと。


最後までお読み頂きありがとうございます。


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