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召喚爺の異世界奇譚  作者: ナリチカ
召喚爺の異世界奇譚シリーズ第三話(ダンジョン)
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召喚爺の異世界奇譚 (ダンジョン)

前回からのアラスジ 

リバイアサンにシンガル町まで送って貰いギルドへ

第3章 ダンジョン(戦闘訓練)

リバイアサンに人間の居る所に送ってもらい、着いた町の名前はシンガル町と言うらしい。

ここはミリタニーア王国の南端に位置しており、王都迄かなり離れていると言う。

精霊達は隠密化して目に見えないが近くに居る事は分る、会話は出来る様なので今後の事を話し合った結果。

まずは冒険者ギルドに行き冒険者登録をして、後は情報収集に今日1日使う事にした。

町の中は南の辺境とは思えないほど活気が有り、中世時代のヨーロッパの様な建築物が立ち並んでいた。

町の中程に差し掛かると、ギルドらしき看板が有り精霊達に確認すると、間違いないと言うので門を開けて中に入っていった。

ギルド内には受付カウンターや掲示板そして2階には食堂が有り朝から賑わっていた。

まずは冒険者登録をしなければ話に成らないので冒険者受付カウンターに向かった。

「ここで冒険者登録をしてもらえるのかな」

「あのすいませんがギルドカードの再発行でしょうか?」

どうしてギルドとかの受付嬢は皆美人美女なのか?これはお決まりなのか?

「いや初めての登録ですが」

少し戸惑った顔の彼女名前はネームプレートにアイシヤと書いていた、しかし冒険者になるには年齢制限があるのか。

「すいません少しお待ちいただけますか」

「あー構わんよ」

アイシヤと言う受付嬢は席を立って奥の部屋に入っていった。

「よう、じいさん本気で冒険者になるつもりか」

後ろを向くと20代後半位のガッチリした体格の男性がこちらを見ていた。

「あー冒険者になればその日の稼ぎが手に入るからな」

「冒険者はそんなに甘く無いぞ」

「分かっているが、ワシにも色々事情があるもんでな」

この若者何やらこちらを値踏みしている様にも思えるが・・・

そして周りを見ると大半はワシに興味がなく2~3人がこちらの様子を伺っていた。

そうこうしているとアイシヤがワシを呼びに来た。

促されるまま奥の部屋に入って行くと、そこには大柄でいかつい顔をした男がいた。

この男、名をマイクと言いここのギルドマスターだと紹介された。

ギルドマスターに色々聞かれたが、王都に用事があるので路銀稼ぎをしたいとだけ伝えた。

何やら思案していたがアイシヤに何かを持って来るように命じ再びこちらを見てこれから少しテストをして貰うと告げられた。

アイシヤが手に水晶の様な物を持って来てギルドマスターに手渡した。

ギルドマスターに言われ水晶の様な物に手をかざして見ると文字が浮かび適正が解るらしい。

ワシの場合精霊の加護や複数の魔法が使える事や平均的な冒険者よりも少し身体能力が高い事がステータスでばれたらしい。

この世界ではステータスで冒険者ランクが決まるらしくギルドマスターとアイシヤがお互い意見交換をしている。

かれこれ10分位経った頃、ギルドマスターがワシを見て口を開いた。

「結果から言うとBランク冒険者に認定するが1つ確認しておきたい事がある」

そう言うと今度はアイシヤが質問して来た。

「あなたはなで複数の属性魔法が使えるのですか?返答次第では認定を取り消しになるかもしれません」

「そう言われても、ワシにも分からんし魔法を使えると言っても初歩的な物しか使え無いし」

「普通有り得ないですよ、ダブルキャスター以上の魔法を使えるとしたら異世界から来た勇者か古の大賢者位です」

困った、どこまで話すか念話で精霊達と相談して出た答えはこの2人を信じて真実を話す事した。

ワシはこれまでの事を話した。

まずミリタニーア王国に召喚されたが古の大賢者にワシだけ無人島に召喚され精霊達に合い契約者になった事。

そしてその島である程度の魔法を訓練してリバイアサンにこの町まで送って貰った事などを話した。

流石に2人共信じられないと言う顔をしているので精霊達に顕現して貰った。

精霊達を目の当たりにした2人は信じるしか無いと言う顔になり溜息を付きもう1つ聞いても良いかとギルマスが聞いて来た。

ワシは頷きギルマスの問いを待った。

「君が勇者で有るのは分かったが、それなら自分が勇者で有ると宣言すれば王都から迎えが来ると思うのだが」

「今のワシは勇者と言うには余りにも弱いし、何よりこんな爺が勇者と名乗っても誰も信じないだろう」

「だから勇者を名乗らず冒険者としてレベル上げしながら王都に向かって行くつもりだ」

「分かったこの事は我らだけの秘密にしておこう、そしてBランク冒険者のギルドカードを発行しよう」

有り難い話である、こちらの事情や考え方を理解してもらえて助かった。

数日後ギルドカードが発行され王都に向かう順路やその近くに有るダンジョンの情報を教えて貰った。

このシンガル町から北に向かうとランドン町に繋がる街道が有り、その中程に東に向かう横道が有る。

この横道を進めば突き当りにC級のダンジョンが有り中に入って魔物討伐クエストが出来るので有る。

これで路銀稼ぎとレベル上げが出来るのである、いざ初めてのダンジョン攻略に出発だ。




ダンジョンの情報を手に入れダンジョン前に到着

いよいよダンジョン攻略開始


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― 新着の感想 ―
途中からギルマスのセリフが「」付きで出てきたが 箇所によっては、ギルマスが〜と言っている。とかが多かったので 最初からギルマスのセリフを「」付きで表記してもいいと思う。 また、最初に値踏みしてきた男は…
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