いたずら
劇中劇のような内容です。
なんとなく書きました。なんとなく読んで頂ければ幸いです。
とある学校の教室で、教師が生徒に本を読み聞かせている。
タイトルは―いたずら―というようだ。
ある所に、ふたりのこども、A君、B君がいました。
ふたりは直ぐに仲良くなり、ともだちになりました。
ともだちのふたりは、ずっと、ともだちでいました。
大人になったある日、A君がB君に打ち明けました。
「ともだちになる前、B君に悪戯をしたことがある。ずっと黙っていたけれど、あれは僕がやったことだったんだ」
それを聞いたB君は言いました。
「あれは君だったのか。別にいいよ。昔のことさ!」
ともだちのふたりは、ずっと、ともだちでいました。
ある所に、ふたりのこども、A君、B君がいました。
ある日、A君がB君に悪戯をしたことがばれました。
それを知ったB君は言いました。
「あれは君だったのか。信じられない。何てサイテーなやつなんだ!」
ふたりがともだちになることは、ありませんでした。
本を読み聞かせた教師が、生徒に言いました。
「これは、悪戯をしてはいけない、ということを貴方達に教えるお話です」
お読み頂き、ありがとうございます。
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