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TSの銀髪美少女は、最強の吸血鬼(ヴァンパイア)!  作者: 黒猫キッド
第1章・吸血鬼の美少女・ヴァンパイア・ガール
7/52

07・確認と目的

 今回は半分近く、説明回ですわ。

 自分で書いておきながら、「なかなか動かないな…」と思ってしまう。理不尽なキッドですわ。

「さてと、服は用意出来たとして…自分の持っている武器やアイテムの確認をしないと」

 そう言って桜は、棺桶に置いてある、ヴァンパイア・ハートに近づいた。尚、棺桶の蓋は閉じられており、その蓋の上に置かれている。

「このヴァンパイア・ハート…それに僕が身に着けている二つのアイテム…あの光球が用意したんだから、何か特別な力があるよね?」

『ライブル・ゴーグルを使えば、各アイテムの性能の確認が出来ます』

『世界の知識』に言われて、桜はライブル・ゴーグルを使って確認する。

 すると、ヴァンパイア・ハートの下に、文章が現れた。


 ヴァンパイア・ハート

『ヴァンパイア・ロードであるサクラが使用する鞭。

 非常に高度な技術で作られており、その威力は鎧ですら無力化する。

 サクラの魔力を流す事により、その威力を倍増させる事が出来る

 サクラ以外は使用出来ない』


「僕の魔力…? まあそれは後で調べるとして、次はライブル・ゴーグル自体だ」

 桜は鏡を見てライブル・ゴーグルを調べる。


 ライブル・ゴーグル

『測定・計測を行うゴーグル。

 鑑定機能を備えており、相手の数や魔力・スキル等も分析可能』


「最後はルナ・リング」


 ルナ・リング

『アイテムボックス。

 生物以外の全ての物を、無限に収納出来る。

 此れに入れられた物は、全ての時間が停止し、劣化を抑える』


「ルナ・リングは、僕の想像そのままか…『世界の知識』、さっきヴァンパイア・ハートを調べた時、僕の魔力が云々って表示されていたけど、僕にも魔力はあるの?」

 ヴァンパイアが存在している異世界の為、何となく桜は、この世界に魔法が存在していると確信し尋ねた。

『マスターにも魔力は存在しています』

「それってどれ位? 人より多いの?」

『この世界において、最高クラスの大賢者と同じくらい有ります』

「……」

 あまりの凄さに、言葉を失う桜。

「えっとその…この世界のヴァンパイアって、そんなに魔力が多いの? それとも僕がヴァンパイア・ロードだから?」

『いえ。マスターには元々あった様ですが、マスターがヴァンパイア・ロードになった事により更に上昇し、この様な結果になりました』

「えっ? 僕に元々あったの…? まあ地球には魔法は無いから、気付かないのも仕方ないけど…まあ、無いよりかはマシか」

 そう自己完結すると桜は、ヴァンパイア・ハートをズボンの腰に着けた。そして直ぐに取り出せるか確認してみるが、何の問題も無く出来た。

「これで良しと…」

『ところでマスター』

「んっ? 何?」

『世界の知識』が尋ねてきた。

『マスターはこの世界で何がお望みですか? マスターの力を振るえば、魔王として君臨する事も可能ですが?』

「魔王なんて居るの…? まあそれは良いとして、出来ることなら、元の世界…日本に帰りたいさ…でもそれって、無理だろうね…」

 大体の転生物は、転生したら元の世界に帰れない事が王道の為、桜はそうそうに日本への帰還を諦めていた。

『いえ。可能です』

「…えっ?」

 桜は一瞬、『世界の知識』が何を言っているのか、分からなかった。


 次回で『世界の知識』の名づけと、廃城からの出発ですわ。

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