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TSの銀髪美少女は、最強の吸血鬼(ヴァンパイア)!  作者: 黒猫キッド
第3章・出会う吸血少女と黒猫少年
28/52

28・なろう流テンプレ式対人戦 IN 宿屋 2

 パソコンゲームやってて、全然書いていませんでしたわ。

 時間掛かった割には短いですわ。ほんまにすいません。

「おいおい、つれない事言うなよ。折角のご厚意だぞ? 大人しく従うもんだろ?」」

 大男がやや脅す様に言うが、サクラは平気な顔をしながら言う。

「別にいいって言っているんだから、いいじゃないですか。僕は他所に行くので、これにて」

 そう言って大男の脇をすり抜けようとするが、大男は更に塞ぐ様に立ち塞がる。

「良いから、俺に従えよ!」

 そう叫びながら大男は、サクラに手を伸ばしてきた。

「……」

 サクラは無言で、男の手を掴んだ。

「なっ!? 離せよ!」

 男は振り解こうとするが、サクラの手は微動だにしない。

『何だろ…この人…喚く割には動きも遅かったし、力も弱いし…』

 男を見ながら思うサクラ。実際には大男の動きは並みより上であったが、元々の身体力に加えて、ヴァンパイア・ロードになったサクラの身体力は、人間の上を超えていた。その為にサクラには、大男が大したことがない様に感じた。

 サクラは横に放り投げる様に、大男を振り払った。大男は転がりながら、椅子の近くの床に倒れる。それを見てた他の客や受付の女性は驚いた。まさかサクラの様な華奢な美少女が、大男を投げられるなんて思ってもいなかったからだ。

「テメェ!!! 下手に出てれば、調子に乗りやがって!!!」

 立ち上がりながら大男が叫ぶと、椅子の脇に置いてあった剣を抜いた。

「武器を使うなら…僕も使いますよ?」

 そう言うとサクラは、腰に着けていたヴァンパイア・ハートを抜いて、床に叩きつける。

「はぁ? たかがロープ如きで俺に勝てるのかよ?」

「……」

 どうやら大男は、ヴァンパイア・ハートを鞭だと気づかず、ロープだと思っている様だ。

「おらぁ行くぞぉぉぉ!!!」

 大男は剣を構えて、サクラに突進してきた。一方サクラは冷静に、男の足元を見ていた。


 ヒュ! パシィィィ!!!


「!?」

 空を切る様な音が響いたかと思うと、大男の足にヴァンパイア・ハートが絡みついていた。

「そらぁ!」

 サクラはそのまま、ヴァンパイア・ハートを引いた。すると大男は引っ張られる様に、仰向けに倒れ込み、頭を打ってしまった。

「本当ならビリアードのキューを刺す所だけど、流石にそれはしないよ…あれ?」

 サクラは大男が起き上がるかと思ったが、大男は起き上がってこない。サクラが近づいて見てみると、大男は白目を剥いて気絶していた。

「あれ…気絶してしまった…うん、逃げよう!」

 サクラは急いでヴァンパイア・ハートを大男から外すと、足早に出口へと向かった。外に出る瞬間、受付や客の方を振り返った。

「お騒がせして、すみませんでした!」

 そう頭を下げて、サクラは立ち去った。そして受付の女性と客、白目を剥いた大男だけ残された。

「……」

あまりの出来事に、皆言葉を失っていた。


 ヴァンパイア・ハートで転ばす~ビリヤードの流れは、某ヴァンパイア映画から来ていますわ。(因みにやったのは、某特殊メイクの人ですわ)。

 次はもっと長く上手く書きたいですわ。

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