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TSの銀髪美少女は、最強の吸血鬼(ヴァンパイア)!  作者: 黒猫キッド
第2章・黒猫の銃戦士・ブラックキャット・ガンナー
17/52

17・惨劇

 前話に続いて、1998年のヴァンパイア映画影響有りですわ。

 ブックマーク50越えましたわ。ホンマにおおきに♪。

 残虐なシーンが有りますので、ご了承くださいな。

「……」

 何が起きたか分からなかった…否…理解出来なかったと思う。ただ茫然と自分の腹部に刺さった槍を見ているミゲル。するとその槍は更に深く突き刺さり、遂にはミゲルの体を完全に貫いた。そして槍は引き抜かれて、ミゲルは腹と背中から大量の血を吹き出しながら倒れて絶命した。

「キャアア!!! ギャアア!!!」

 偶然にもミゲルの方を向いていた娼婦の一人が、その光景を目撃しており悲鳴を上げた。それにより近くに居たメンバー三名が気付き、慌てて立ち上がる。

「ミゲル!!!」

 近くに居たメンバーの一人‐ジョンソン‐が、腰に手を掛けるが、装備を解除していた為に銃は無かった。

 その直後のミゲルが開けようとした扉が、勢い良く開かれて、外からは武装した集団が宿屋に雪崩れ込んできた。その先頭には、血の付いた槍を持った大男が立っていた。

「大変だ! ボスゥゥゥ!!!」

 ジョンソンが奥に居るボスの呼ぶが、ふと気づくと大男が何時の間にかジョンソンの目の前に立っており、両腕でジョンソンの首を掴むと、一瞬だけ首を曲げて折った。首の骨を折られたジョンソンは、一撃で即死した。

「キャアア!!!」

 傍に居た娼婦が悲鳴を上げるが、大男の仲間の一人が持っていた手斧で娼婦を切り裂いた。

 更にメンバー二人が攻撃をしかけるが、大男やその仲間が武器を振るい、次々と娼婦共々殺されていった。

「!!!」

 奥の部屋に居たボス、カイル、ハンスも悲鳴や物音に気付き、ボスとカイルは銃を手に持って、慎重にやって来る。

その間も侵入者達は、娼婦達を次々と殺しながら、次々と宿屋に入って来ており、ハリーがマチェテで、侵入者の一人を倒すが、そのマチェテを持った手を、大男が掴んで手首の骨を砕いた。

 ハリーは悲鳴を上げて、マチェテを落とすが、大男はそのマチェテを拾って、迷いなくハリーの首を切断した。

「ハリー!!!」

 デニスが部屋の傍の机に、縋りつく様にした態勢で叫んだ。

「このクソッタレェェェ!!!」

 デニスはある物を侵入者達に向けて叫んだ。それはウージーであった。デニスは侵入者達に向けて銃撃を行うが、何名かの侵入者に銃弾は当たったが、大男は素早い動きで避けてしまい当たらない。

 やがてウージーの弾は尽きて、デニスは今度は拳銃で大男を銃撃をするが、何と大男は死んだハリーの体を掴むと、盾にする様にした。銃弾は全てハリーの死体に命中した。

「ッッッ!!!」

 デニスは素早くマガジンを交換しようとするが、大男はそれより早く槍を投げてきて、投擲された槍はデニスの胸部を貫いた。

 その直後にボスとカイルがやって来た。二人は仲間や娼婦が殺されている事に、言葉を失う。

「くっ…!!!」

 ボスはトンプソン・マシンガンを撃とうする。


 ダァン! ダァン! ダァン! ダァン!


 しかしそれより早くに、銃撃をする者が居た。カイルである。カイルは横跳びをしながら、大男に向かってバハムートとリヴァイアサンで銃撃をするが、大男はまたしても避けてしまう。銃撃する事に集中していたカイルは、上手く着地が出来ずに、壁に激突して痛みと衝撃で動けなかった。

 大男はデニスに刺さった槍を抜くと、カイルに向かって投げようとした。


 ドガァン!!!


 その寸前銃声と共に、大男の奥にある照明が砕け散った。カイルはボスが撃ったのかと思ったが違った。

「……」

 撃ったのは、ソードオフのショットガンを構えた、新入りのハンスであった。ハンスは恐怖でガチガチに震えていた。

 大男は標的をカイルからハンスに変更し、勢い良くハンスに向かう、恐怖に囚われたハンスは逃げる事も出来ずに、大男に掴まってしまう。

 その時先に休んでいた、背中にライフルを背負ったローベルが、騒ぎに気付いてやって来る。ローベルはカイルの傍らに来る。

 大男はハンスの口に、ショットガンを銃口を入れる。

「止めろぉぉぉ!!!」

 ローベルが叫ぶが、大男は躊躇いなく引き金を引いた。銃口から放たれた弾丸が、ハンスの頭を粉砕した。

「駄目だ! 逃げるぞ!」

 ボスがマシンガンを乱射しながら、カイルとローベルを二階に逃がす様にする。ボスが撃った弾丸は、何名かの侵入者を殺害したが、大男には避けられてしまった。

 強力な十人のチームだったカイルのチームは、僅か数分で三名だけになってしまった。


 たった三人になってしまったカイル達…。

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