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TSの銀髪美少女は、最強の吸血鬼(ヴァンパイア)!  作者: 黒猫キッド
第2章・黒猫の銃戦士・ブラックキャット・ガンナー
14/52

14・ガン・オブ・タクティクス

 最初は洞窟を舞台に盗賊との戦闘で、その後に洋館を舞台に狼型を考えたのですが、それだと洋館だと不自然なので、虫型が自然かなと考えて、このモンスターになりましたわ。

 ってかタイトルが、吸血鬼なのに、第二章の話が黒猫獣人なのは、自分で書いてても変になりますわ。超矛盾!

「今のは?」

 銃声が洋館から鳴り響き、新入りがローベル達に尋ねる。

「カイルがまず銃撃をして、そして他のメンバーが撃ったんだろうね」

 スコープから一瞬だけ目を離して、ローベルが答える。

「カイルの事だ…また暴れるだろうな…」

 ミゲルが呟いた。


※         ※


 空薬莢が転がり、硝煙が立ち込める埃っぽい室内で、化物の亡骸を見下ろしている七人。

「カイル、お前が討伐証明を取れ!」

「ああ」

 ボスの指示を受けたカイルは、拳銃をホルスターにしまい、コートの内側のズボンの太股の辺りに手を入れると、其処からマチェテを取り出した。そして化物の傍まで行くと、マチェテを振りかざした。


 バキ゚ィィィ!!!


「!?」

 振り下ろそうとした瞬間、突然天井に穴が開き、其処から同じ化物が落ちてきた。新たな化物はカイル以外の他のメンバーの中心に落ちてきて、その衝撃で何名かが吹き飛んだ。

「ちっ!」

 カイルはマチェテを投げ捨てて、再び拳銃を抜いて、現れた化物を狙う。

「カイル! こいつは俺達がやる! お前は後ろのをやれ!」

 デニスが叫ぶと同時に、カイルが背後を振り向くと、奥の部屋からまた同じ化物が現れた。

「来いよ化物! 派手なパーティと行こうぜ!」

「キシャアア!!!」

 化物はカイルの言葉を挑発だと認識したのか、奇声を上げながら鎌を振り上げて襲いかかってきた。

「っと!」

 カイルは鎌が当たる寸前で飛び上がって、化物の真上の宙を舞った。

「天井が高い部屋で、俺に喧嘩を撃ったのが、お前の運の尽きだ!」

 そう言いながら、両手に構えた拳銃を向けるカイル。そして素早い動作で引き金を引いて、化物を狙い撃ちする。

「ギシャァアア!!!」

 撃たれた化物は、奇声を上げて血を流しながら絶命する。

 化物を倒したカイルは、華麗に着地をする。するとまた同じ化物が現れた。

 カイルは再び拳銃を向けるが…。

「! 弾切れか」

 拳銃はホールドオープンしており、弾切れを示していた。

「やれやれ」

 カイルはそう呟きながら、両手の拳銃を真上に投げる。化物はカイルが武器を捨てたと考えたのか、好機と捉えたのか知らないが、鎌を振り上げて襲いかかってきた。

「おいおい、誰が俺の銃が、あれだけだと言ったんだよ?」

 そう言いながらカイルは、腰のマジックバッグに手を入れると、其処から二つのマガジンを取り出して、真上の拳銃に向かって投げた。真上の拳銃は空マガジンが抜けている。そして上半身の両脇に交差する様に手を入れて抜いて構えると…その両手にはリボルバーが二丁握られていた。


 ダァン! ダァン! ダァン! ダァン!


 激しい銃声を上げながら、二丁のリボルバーから弾丸が放たれて、化物を撃ち抜いていく。

「シャアアア!!!」

 絶叫を上げながら、化物は絶命する。それを見届けたカイルは、リボルバーをしまい、宙を舞っていたリロード済みの拳銃を受け止めた。

「どうだ? 俺のガン・タクティクスは?」

 得意げな表情で、カイルは絶命した化物に言った。


 カイルの戦い方は、『デビルメイクライ』をイメージしていますわ。

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