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TSの銀髪美少女は、最強の吸血鬼(ヴァンパイア)!  作者: 黒猫キッド
第2章・黒猫の銃戦士・ブラックキャット・ガンナー
12/52

13・ガン・オブ・スレイヤーズ

 先に言いますと、彼らの中に転生者は居ません。『先に来た』誰かが残した物で、再現しましたわ。

 総合評価・100越えましたわ。ホンマにおおきに!

 荷台から降りたカイルは、箱から何かを取り出しているローベルに近づいた。

「五日前と三日前に続いて…今日は害虫退治だっけか?」

「そうだよ。カイル、昨日のミーティング時も寝てたでしょ?」

 呆れながらローベルが言う。そう言いながら箱から取り出したのは、小さな金属の筒…銃弾だった。ローベルが先程から背負っていた、長柄の棒の正体は、ライフル銃であった。

 カイルとローベルの仲間達も、背中に斧や槍を背負った者は居るが、降ろした箱から銃弾や銃を取り出している。

「カイル、お前も準備しろよ!」

 ソードオフショットガンを持ち、体に銃弾を巻いたメンバーが、カイルに向かって準備を促す。

 言われたカイルは、箱からは銃弾も銃器も取り出さず、腰の革製のホルスターから二丁の拳銃を取り出して、更に腰に着けているポーチに手を入れて、中からは銃弾を取り出した。

「…何でお前みたいな最年少のガキが、そんな高価なマジックアイテムを持っているんだよ?」

 短機関銃を持ったメンバーが、カイルのポーチを見ながら言った。

 カイルの持っているポーチは、一種のマジックバッグであり、簡単に言うと桜のルナ・リング…即ちアイテムボックスの下位互換である。

「そりゃ、俺が見つけて手に入れたからだろ? ってか今は俺が一番ガキじゃないし!」

 そう言いながらカイルが示した先には、他のメンバーの準備の作業をしている、十三か十四くらいの少年が居た。

「ああ、今回の任務から入った奴か…忘れてたな」

「忘れるなよ…まあ、これのおかげで俺は銃弾の携帯が楽になったしな。欲しかったらな、お前もどっかで手に入れな!」

 それだけ言うと、銃弾の確認を終えたカイルは、ジープに乗っていた大柄の男の所に行った。

「ボス! 今日はあそこが『巣』か?」

 大柄の男‐ボス‐の隣に立って、古びた洋館を見ながら尋ねた。

「ああ、そうだ」

「贅沢な所に巣を作りやがって…俺達の別荘にしないか?」

「馬鹿言うな! 領主からの依頼でやってるんだぞ?」

「俺達も名が売れたよな。他所の国からも依頼を受けるなんて」

「俺のおかげだからな。この洋館で今回の任務は終了だ! 今日打ち上げをしたら、帰国するぞ!」

「なら早い所終わらせないとな」

 両手に持っている拳銃を握り締め、ウェスタンハットから出ている黒耳を動かしながら、カイルはご機嫌に言う。

「調子に乗って、ミスするんじゃねぇぞ」

 ボスはそう言うと、後ろに振り返った。其処にはローベルを含めた八人が居た。

「よし! じゃあ取り掛かるぞ! ミゲルとローベルは、車を移動させて、あそこの小高い丘の上で、逃げてきた奴らを仕留めろ!」

 ローベルと、先程のトラックを開けた長身の男‐ミゲル‐はライフルを持っており、ボスは丘を示しながら指示する。

「他の奴らは、俺と一緒に『巣』に乗り込むぞ! ああそうだ!」

 ボスは最年少のメンバーの少年を見る。

「お前はまたミゲル達と丘に居ろ! 次回から参加させるからな」

「分かりました」

 少年は指示に従う。

「…行こう!」

 ボスの言葉にメンバーは動き出し、カイルとローベルはそれぞれ軽く合図を送り合うと、二手に分かれて、カイルを含めたボスのメンバーは洋館に向かい、ローベルを含めた三人は、車に向かっていく。

 カイルとローベルが所属しているチームは、とあるギルドに所属しているスレイヤーチームであり、主に魔物退治や盗賊退治をしている。

 彼らのみ持つ武器・『銃』によって、彼らは凄腕の強さを持つスレイヤーズであった。



 このチームのメンバーは、ボスを含めた十人ですわ。

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