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緋寒桜  作者: 井伊空佑
9/10

漆黒の翼

目の前が真っ白になった。

目が痛いほど突然閃光が襲ってきたのだ。

そして視界が戻るとそこには天使と思われるものがいた。

頭の上には神々しく輝く輪が浮いていて

涙の線が頬をつたっている少女がいた。


「あなたは天使ですか?」


「はい…天使…で…した」


「なぜここに?」


「小説家さんがいると聞いて」


「はい、私が小説家の井伊空佑です。」


「私は翼が明日落ちます。

ですがこの翼が落ちる意味が私にはわかりません。

翼が落ちる天使達は追放された者達です。

私は理不尽に追放された天使なんです。」


「理不尽?」


「そうです理不尽。私は天使が天使であり

天使であることを疑った。だから追放されたのです。

だって天使と言っても別に本当の天使がいて

私達は偽物の天使なのかも知れないじゃないですか。」


「なるほど。そしてあなたは追放され、そんな翼に…」


彼女の翼は漆黒に染まっていた。

元々は白い翼だったのだろう。


「いいえ。元々皆この色ですよ?」

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