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スライムイーター ~捕食者を喰らう者~  作者: ユエ
3話 暗躍する者の影
40/79

[3話までの設定資料]

三章まで読了ありがとうございます。このページはここまで登場したキャラクターや用語を、出てきた範囲でまとめたものです。


[2話までの設定資料]と比べて、内容が大きく変わったわけではありません。ちょっとした裏話や追加情報を楽しみたい方向けです。

   

  


・アルル・ジョーカー

 ジョーカー盗賊団の頭の一人娘。日々の生活に嫌気が差し、自由を求めて盗賊団から逃げ出して、街へ行って冒険者となる。特別な能力など持ち合わせておらず、唯一の武器は投げナイフくらい。

 年上の女性から好まれるタイプなのか、よくよく面倒を見てもらえるものの、物事に振り回されること多し。


年齢:13歳

職業:見習い冒険者(元盗賊)

二つ名:"異端なる掃除屋(モンスタースイーパー)"

能力:なし

武器:投げナイフ(市販されているもの)

   お掃除兵器"クリーナー" (→破損したので、地下水道に放置)

   黒刀(←NEW) 


用語説明:黒刀

 表面はつるりとして黒く滑らか。強力な酸力を持つスライムをものともしない。"スライムの核"を素材としてコーティングしてあり、その一撃はスライムの身体を喰らい潰す。

 "捕食者を喰らう者(スライムイーター)"専用に作られた、対スライム用決戦兵器。


裏話

 盗賊団での立ち位置は決して悪くなく、むしろ頭領の娘ということで割と大切に扱われていた。年齢的・性別的にも実行班に加わることは少なく、やらなければならない仕事も特になし。

 捕虜の世話係は暇潰しがてらに始めたことで、酷く抑圧されていたとか、理不尽な目に遭っていたとか、そういったことは特にない。

 




・リンネ・アルミウェッティ 

 幼い頃は孤児であり、今は修道女として街の教会に仕えている神官。鉄をも溶かす溶解力を持つ巨大スライムをひと呑みにするなど、奇行が目立つが腕前は確か。

 本来人気職であるはずの神官にもかかわらず、その奇怪な戦闘スタイルが原因で周りから忌避される変わり者。本人はそれを気にした風はなく、また反省の色も見られない。


年齢:19歳

職業:ベテラン冒険者(聖職者)

二つ名:"捕食者を喰らう者(スライムイーター)"

能力:"女神の祝福"

武器:胃袋



裏話

 アルルが荷馬車に運ばれ、アクアマリンへとやって来た時にはすでにリンネは王都入りしており、そのまま三か月お姫様救出任務に就いていた。しかし、あまりに杜撰な内情を知って興味を無くしてしまい、気の向くままスライム求めて故郷であるアクアマリンへと帰ってきた。

 その後の行動は本編の通り。食事処を潰してくれた憎き掃除屋を探して、地下水道に張り込んでいた。




・リオン

 冒険者ギルドの受付嬢を務める女性。アルルのお世話をしているうちに仲良くなり、なし崩し的にアドバイザーに。冒険者としての心得を語る一方、無謀な若者たちの冒険心に憂いを抱いている。

 死を目の当たりにしながらも、冒険者として戻ってきたアルルを優しく迎え入れ、今後を案じて"捕食者を喰らう者(スライムイーター)"とコンビを組むように仕向けた。



・クラン(死亡)

 新米冒険者。剣士として武勲を上げ、いつか王都入りすることを夢見ている少年。年の離れた彼の兄は、"勇者"の称号を持つ最強の冒険者である。

 水路調査の最中何物かに襲われ、死亡。見るも無残な死体からは、何か強大な力で押しつぶされたような痕跡がみられる。




・オリビア(療養中)

 クランの仲間の一人。冷静で騒がしいことを好まない性格。熱くなりがちなクランの宥め役でもあり、実質パーティーをまとめる参謀。魔法の腕前は都の魔術学院を首席で卒業するほど優秀。いつか魔法を極め、魔導書を作り出すことを夢見ている。

 プライドが高くやや冷たい印象を受けるが、アルルのことを放っておけずに追いかけてしまうなど、世話好きな一面を見せる。

 水路調査の最中、会敵したスライムに襲われ瀕死の重傷を負うも、奇跡的に一命を取り留める。現在は街の治療院にて療養中。




・リーフ(死亡)

 クランの仲間であるエルフ族の少女。クランとは仲間に内緒で付き合っていたが、バレバレだった。

 詳細は不明だが、水路調査の最中巨大スライムに襲われ、寄生されてしまう。その後、会敵したスライムイーターの手によって退治される。


  


・マイン(行方不明)

 クランの仲間である獣人族の少女。クランに対して好意を持ち、クランとリーフが付き合っていると知りながらも、彼のことが諦められなかった。

 詳細は不明だが、水路調査の最中何物かに襲われ、消息を絶った。現在、捜索活動が行われている。





[怪物紹介]


・スライム

 最弱怪物のひとつ。液状の身体に"核"が存在し、そこを叩くことで倒すことができる。

 生息する場所によってその体色を変化させる。スライムの大半は青い色をしていて、何でも食べる雑食性。緑は草食系、橙は肉食系、灰色は鉱食系。捕食対象により持ち得る特性にも影響が出る。なお、生存競争に打ち勝つほど巨大な体躯を手に入れた巨大スライムに関しては、その限りではない。

 

 リンネ曰く、肉食スライムは基本的に美味。鼻から抜けるような薄い甘味がほんのり広がり、食感はもちもちとドロリの中間くらい。粉寒天を溶かして固めた和菓子に似ている。


ドロップアイテム:スライムの核

主な攻撃:捕食、寄生

 


・半人半牛の怪物

 太古の昔から存在する、強大な力を有した怪物のひとつ。天を貫かんと伸びる二本の角。堅牢な鎧じみた筋肉を従える巨躯。凶悪な顔面に似合わぬつぶらな紅眼が特徴的。その身から放たれる重圧感は圧倒的で、対峙する者を竦ませるほど。


ドロップアイテム:???

主な攻撃:???

 





[イラスト紹介]


挿絵(By みてみん)


本作主人公アルルです。


真田まるさん(@Sanada_marusan )のイラスト企画で、描いていただきました。 

 





挿絵(By みてみん)


こちらも主人公アルルと、タイトルロゴです。


もやしもさん(@moyashimo003)のイラスト企画で、描いていただきました。 


   

 

読了ありがとうございます。また折を見て情報を更新していく予定です。


次回から四章に突入します。謎のトンネルを発見し、黒幕へと繋がる手がかりを追う、アルルとリンネ。強大な怪物の手に囚われた二人が、向かう先は果たして!


はちゃめちゃコンビの捕虜生活編、スタートします。楽しんでいただければ幸いです。



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読了、ありがとうございました。
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― 新着の感想 ―
[良い点] リンネさんの武器が胃袋になってて笑っちゃいました。 スライムの食感はゼリーじゃなくて羊羹なんかに近そうですね。 ほんのり甘いとあっては、リンネさんから見れば食べ物なのも頷け…そうな気が…し…
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