姫と人魚
初連載
とある西洋の国に誰もが魅了されるという姫がいました。
その姿は黄金の髪に白いドレス、誰もが振り返るような可愛さであった。
とある日、姫は窓の外を見ながら思っていた。
(外の世界が知りたい、この城下町からでたい)
姫はそう思うと警備の兵を魅了し城下町から外に出た。外の世界はとても広く多くの木々が広がっていた。姫は目を輝かせいつの間にか空は闇に染まっていた。
「ここはどこ、見えないよ」
姫が森の中で困っていると砂浜に着いた。砂浜にはひとり歌う人魚の姿があり、その姿はまるで女神のようだった。
「ねぇ、城下町への道を知らない?」
姫が泣きそうな声で人魚に尋ねると人魚はいった。
「この先をまっすぐ」
人魚は指を指しながらいった。
その後姫は城下町へと帰ることができた。
次の日、お礼を言いに同じ砂浜へと向かった。しかしそこには誰もおらず姫海の中を眺めていた。すると中から人魚の姿が見えてきて姫は顔をつかまれた。人魚は姫を海の中へと引きずり込み姫を殺した。
夜、昨日の人魚がやってきた。人魚は無残な姿の姫を見て涙がこぼれた。すると森の中から一人の剣士がやってきた。姫を探しにきたようだ
しかし今この状況を見れば昨日の人魚が姫を殺したとしか思えない、剣士は人魚に隙も与えず首をはねた。
姫の亡骸は城下町へと持ち帰られ、土へ埋められた。
人魚の亡骸は砂浜に置き去りにされた。誰も気づかずひっそりと朽ちていったのであった。
続きは気が向いたら書く