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月影のエレメンター(なろう版)  作者: ハイエナ=エレメント
等活編
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神話・第一話

 応募用に別々になっていた「等活編Ⅰ」と「五神祭編Ⅱ」を纏めました。

 我々が住む物質世界とは別に、精神世界が存在している。

 そこは精神主義から成り立つ形而上の世界。

 宗教で例えるならば、神界、黄泉よみの国である。




 精神世界、別称「上位世界」は空間と時間の概念がない中で成り立ち、物質の身体を持たない生命体、「魔導生命体」が存在する。

 この世界がある時地上に接続され、魂だけの存在であるはずの魔導生命体が降臨した。所謂いわゆる神、仏、天使、竜、巨人、鬼、悪魔、怪物と言われるものであり、唯物論に成り立つこの世界に来たために実体を持てるようになった。

 また、精神言い換えれば情報を物質に変換する際に生まれた副産物、魔力により彼等は強大な力を持った。

 魔力は精神と物質を繋ぐ中間点の力であるが、力であるため実体は存在せず、概念のものである。この魔力は意思、感情、知恵、情報を形にできるのである。

 彼等は文明の先駆者となる人間に近づき、技術を与え、信仰された。神話における宗教と国の誕生である。




 しかし、神同士の対立により戦争が起こった。例としては、ラグナレク、ハルマゲドンが有名だろうか。

 当然人間も加わり、神が精神世界へ接続させた。人間も同等の魔力を持ち、「エレメンター」と呼ばれた。メドゥーサを倒したペルセウス等がその例だ。

 そして戦争は激化し、伝説とされ、地球では紀元前一万年に沈没したと言われるアトランティス等も滅亡することとなった。




 その後、戦争の敗北者は「悪魔」、「鬼」、「ドラゴン」と呼ばれ、勝者は引き続き「神」、「仏」、「竜」として君臨した。




 戦争後、エレメンター達の進化の速度は著しく速く、タイプや型が誕生し、階級制度も作られた。何より、神をも越える存在も出現し始め、神殺し、「聖戦」が起こるようになっていた。

 しかし、精神世界において進化した神々が素早く対応し、エレメンター達と精神世界の接続を切断し記憶を消去した。ノアの方舟はこぶねが知られている例の中で最も近いだろう。

 しかしながら、完全な切断とはならず力が残っていたために、その力を恐れた神達は第ニの地球に彼等を送り込み、所謂いわゆるファンタジーの世界を創造、監視した。

 現代の地球での超能力、予知夢は魔力に覚醒したために発動したものである。




 立て続けに起こる戦争、聖戦、裏切りにより、神はその数を減らし、悪魔は勢力を回復させていた。第ニの地球は「魔境」と呼ばれ、人類を愛し殺せなかった神により、世界が創造され、エレメンターの制度も地球での経験を活かし、整えられていた。




 何千年か経った後、その魔境に復讐を心に決めた悪魔も降り立った。神話についての記憶を失ったエレメンター達を騙し、「暗黒世界ブラックワールド」を設立した。そこは、精神世界を模して創られた、地獄・修羅道に行くことになる人間の負の感情を源に、魔物を作る世界・国、ディストピアである。その場所で、先の戦争の敗北者は聖戦を行おうとしていた。

 それに対抗するために勝者は聖魔法を編み出した。また、ブラックホールから無次元世界を発見し、ディメンションイート、別名無次元の執行を発明した。そのニつは自分達の存在も危うくする可能性が高く、エレメンターの監視・管理役であり、人間の守護獣である五神(青龍、朱雀、麒麟、白虎、玄武)が認めた者だけが使用できる制度、魔境五神認可特別措置法が確立された。


 魔境五神認可特別措置法では、五神に認められたエレメンターは聖教会の教皇となることが定められた。さらに、教皇は神々との通信役を担ったガブリエルの告知を聴く義務が有った。告知の中で現代も続いているのは、地球からの召喚である。




 そして、地球ではこの物語が神話となり、現代では完全に忘れ去られた。

山滉穎やまこうえい

 好奇心旺盛な性格とそこからもたらされた集中力と探究心、演算能力、身体能力によって、トイラプスの召喚者の中で成績最上位となり、アルティメットアクションと認められる。しかし、芸術へのセンスは皆無かつ感覚が人と異なる。

 「速」を活かした接近戦と「力」の近接格闘、「感」の演算処理能力による相手の分析によって、近距離戦において彼の右に出る者はいない。






 追記

 「神話」の本文において、少々専門的な単語が多いという意見がございましたので、「設定編extra」で単語の解説を載せております。よければご覧下さい。


https://ncode.syosetu.com/n6290hd/25/

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