ミリアリアの超真剣な悩み(2)
事の発端から一ヶ月が経過した日の昼過ぎのことだった。
ミリアリアは、シューニャに思いつめたような表情で言ったのだ。
「もうわたしには、これしか手立てがありません。シューニャ、今から言う物を用意してください」
そう言われたシューニャは、何に使うのか分からない様々な物を短時間のうちに用意したのだ。
そして、ミリアリアに言われるままに、用意した材料を混ぜて捏ねて固めてと手際よく作業していったのだ。
そして夕方に近い時間になって、シューニャの手には透明でプルプルとした謎の物体が出来上がっていたのだ。
それを見たミリアリアは、安堵の息を吐いていたのだ。
シューニャは、自分がいったい何を作っていたのか完成した後でも理解できなかったのだ。
そのため、恐る恐るミリアリアに問いかけていた。
「あのさ……、俺は一体何を作らされていたんだ……」
シューニャの不安気な問いかけにミリアリアは、キリリとした表情で言ったのだ。
「自前のお胸を大きくすることはできませんでした。もうわたしには手段を選んでいる余裕などないのです。なので、偽造することにしました」
そう言って、可愛らしい顔でドヤ顔をして見せたのだ。
それを見たシューニャは、言葉を失っていた。
そして、ミリアリアをここまで追い詰めた男どもを呪ったのだ。
そんなシューニャに気が付いていないミリアリアは、いそいそと作り上げたプルプルの物体を胸に詰め始めたのだ。
あっという間にミリアリアのささやかだった胸は、バインバインな胸に変貌を遂げていた。
ミリアリアは、嬉しそうにシューニャに言ったのだ。
「どうですか? シューニャに作ってもらったプニコンを使って盛ってみました。殿方的に見て、いかがでしょうか?」
そう言って、シューニャに意見を求めたのだ。
しかし、ミリアリアは、肝心なところが抜けていると思いつつもシューニャはそれを指摘していいものかと、眉間に皺を寄せて考えていた。
ミリアリアのことを思うなら黙ったままではいられないとシューニャは、決意を持って言ったのだ。
「えっと……。本物の胸みたいですげーって思う……。けど……」
そこまで言ったシューニャだったが、何かをためらうようにした後に、そっぽを向きながら恥ずかしそうに言ったのだ。
「けどな……。夜の営みの時、服を脱いだら、偽乳だってばれると思う……」
それを聞いたミリアリアは、ショックを受けたようによろよろとソファーに倒れてしまっていた。
そして、悲しげに言ったのだ。
「そうですね……。確かに、ゴニョゴニョ……の時にばれてしまいますね……。ジークフリートさまは、いつもゴニョゴニョ……の時わたしのって、きゃぅぅ……。なっ何でもないです!!」
そして、悲しそうに詰めていたプニコンを取り出して、ため息を吐いたのだった。




