表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

蔵貯蔵してた系 ついでに新たに書いた詩を入れる場所

とある親子

作者: 御山 阿竜

 ある場所で一組の親子の会話

 子供を寝かせる父親とその子供

父ちゃん

父ちゃん


僕、天使になりたいよ。


坊や

坊や


それはやめときなさい

坊や


どうして

父ちゃん


格好はいいかも知れないけれど

規則にうるさくてつまらないよ

坊や


そんなことないよ

父ちゃん


それに

坊や

私たちと天使は相容れぬ存在

正反対の光と影

敵同士


どうして敵同士なの

父ちゃん


その話はうんと昔にあるのさ

坊や


うんと昔、何があったの

父ちゃん


それは父ちゃんが母ちゃんに恋し事や

人間がエデンの園を追われる話に通ずる話

とても長い長い話

坊や

今は聞くんじゃないよ


父ちゃん

父ちゃん

いつかは話してくるの


坊や

いつか、少しずつ話そう

だから今はおやすみ

坊や


おやすみ

父ちゃん

絶対、やくそくだよ

父ちゃん


ああ、わかっているよ

坊や

仮にも蝿の王ヘルゼブル

悪魔の四侯の一人

その何にかけて約束するよ


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 悪魔と天使とでは、確かに折り合いが付きませんよね。 でも、冷酷だとばかり思っていた悪魔でさえ、親子の情があるんだなぁ、とほほえみが洩れました。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ