ヤンデレ長歌
~自宅においてある少年のはなはだヤバき情景にて詠める~
イヒヒヒと 笑ふ声する 部屋の内
一人の乙女 ただ立ちて
包丁を持つ その手には
紅き血まみれ 緋色様
彼女立つ下に 敷かれたる
平木の床に うつくしき
少女斃れ 着るシャツは
はや血に染まり 冒されて
手足を伸ばし 床に臥す
その屍を 眺め視る
喜色表す 黒き目を
持つ乙女をば 我は知る
信ぜまほしく あらざれど
認むる他は なかるべし
かくなる瞳 もつ者は
はやくかわゆき 吾妹なりけり
五七五の後に七五…七七を続ける長歌というスタイルは万葉集では結構見られるものなんですが、平安時代以降急激に衰えてしまいます。どうしてなんでしょうね。