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獣神の国

「やっぱり・・・・」

「無事彼方へ行くことが出来たのですね」

「やっぱり本物の妖狐様なのですね」

「わっ」

「私はなんて非礼なことをしでかしたのか・・・・」


フェリシアはすっかり口調が変わってしまっている

その表情からは恐怖よりも畏敬の念を感じるのは気のせいだろうか?


「フェリシア」

「アリエル様はそのように畏まられると居心地が悪いようだ」

「いつものように接する方が非礼では無いと思うぞ」


ジンの言葉に困惑したフェリシアだが両手をモジモジさせながら上目遣いでこちらを見てくる


「ジンはああ言っておりまするが」

「如何で御座いましょうや?」


「普通で良いわよ」

「私は妖狐の姿を真似てるだけで本物じゃないし」

「それに」

「さっきまでのにゃんにゃん言ってる方が可愛いから好きよ?」


「にゃにゃっ!」

「好きだなんてそんな・・・」


はにかんで頬を染めるところは幼い少女のようで可愛らしい


だが寿命の長い獣人であることとジンの態度を見る限り見た目通りの年齢では無さそうだが


「とりあえず案内して貰えるかしら?」

「フェリシアはラルクを」

「ジンはシンシアをお願い」


「わかったにゃ」

「畏まりました」


「ジンも普通に振る舞わないと怒るわよ?」


「ぜっっ」

「善処します」


耳や尻尾が力無く垂れ下がっている姿は見ていていたたましい


魔眼の件もありシンシアはジンと手を繋ぐのは不服そうだったがこうショボくれたジンを見ていると心境に変化があったようだ


「ほら」

「さっさと行くよ!」


シンシア自ら手を取りジンを穴の前まで連れていく

ジンも気を取り直して背筋を伸ばすと先に立って穴に入りキチンとシンシアを先導していった


「せっかちじゃの」

「ワッチ等も行きますかにゃ」


フェリシアがラルクの手を取り導いていく


「後はワシ等だけじゃな」


「そのようね」

「じゃあ行きましょうか」


「追跡者がおるようじゃがどうする?」


「ほっといてもこれ以上は追ってこれないわよ」


「それもそうか」


ー・ー


「皆さん無事渡って来れましたにゃ」

「それじゃ行くにゃ」


フェリシアによるとここは別の場所に転移したのではなく異空間らしい

詳しいことは分からないがダンジョンの近いのだそうな


「以前来た時と違う入り口のようじゃな」


「異空間と言ってもコモンスフィアと重なりあってるからね」

「ダンジョンと違うのは出入口が複数有ることとここの天気が外と連動しておることじゃ」


リグルの呟きにジンが答える


手を繋いでおくのは出入りの時だけのようで今は各々好きなように歩いていた


ピィューーーイ


フェリシアが歩きながら口笛を鳴らした


「何か呼んだの?」


「乗り物にゃ」

「ジンに乗れば早いのじゃが皆はのれにゃいからの」


コモンと重なっていると言っても地形が完全に一致しているわけではない


この辺りは膝丈の草が生い茂っていて道は無い

よく見ると所々に大きな獣が寝そべった跡のような窪みがある


遠くに森が見えそのまま周囲を見渡すと幾つか動物らしきモノが動いているのが見えた


「なんか猛スピードで迫ってきてるね」


「馬かな?」

「それにしては大きいな」


やがて地響きをたてながら6頭の馬がやってきた

その体躯は大きく巨大馬と言って良いだろう


皆2本の角が生えていて黒毛を筆頭に暗褐色や焦げ茶色等全体的に暗い色が多い


「この子達はバイコーンだね」

「力強く逞しい身体をしているわね」


「この子達ならパワーも有るし移動には適してるにゃ」


そう言うと鞍も乗せていないバイコーンにヒラリと飛び乗るフェリシア


ジンとリグルも飛び乗る中1人だけ難色を示していた


シンシアだ


「どうしたのにゃ?」

「早く乗るのにゃ」


シンシアが乗らないのでラルクも戸惑っていたがフェリシアに促されて飛び乗った


「まさかシンシア」

「馬に乗れないの?」


商隊の護衛の時も馬には乗っていなかった

だがエルフが騎乗出来ないなどあるのか?


てっきり乗馬は得意な方だと思っていた


私の場合バイコーンに近付くと後退りされてしまい乗るに乗れない


私が恐いのだろう


だがシンシアは自分から近付こうともしない


はて?


「私は歩くわ」

「皆は先に行ってて頂戴」


「そう言うわけにはいかないのにゃ」

「馬に乗れなくてもバイコーンが上手く走ってくれるのにゃ」

「心配無いのにゃ」


そう言いながらバイコーンの首を撫でるフェリシア

フェリシアはバイコーンに乗るのが好きなようだ


「・・・・・・・無理よ」


「だからバイコーンが上手くやってくれるから大丈夫にゃ♪」


「フェリシア」

「もしかして・・・・」


フェリシアを諭すようにジンが話し始めた瞬間シンシアがキレた


「そうよっ!!」

「バイコーンだから乗れないなよっっっ!!!」

「悪い?」

「なんか文句ある???」


「!!!」

「!!!」

「!!!」


皆が呆然とシンシアを見つめる中ジンは右手を額に当てて首を振った


「フェリシア・・・・・」

「察してあげて下さいよ」


その言葉にシンシアは耳まで真っ赤になったのだった


ー・ー


「すまないにゃ」

「てっきり全員経験済みだと思ってたにゃ」


「悪かったわねっっっ!!!」


フェリシアに噛み付くシンシアを宥めながら歩を進める


結局シンシアはバイコーンには乗れない


バイコーンとはユニコーンの対極にある幻獣である

ユニコーンが清らかな乙女しかその背に乗せないのに対しバイコーンは決してその背に清らかな乙女を乗せることはない


つまり


シンシアは処女なのだ


「別にエルフでは珍しくもないわよ」

「元々性欲や繁殖意識低いんだから」


だがまぁしかし


人里に降りて旅をするエルフとしては珍しい


人と交わり子孫を残すエルフもいるくらいなのだから

長年人里で暮らしているシンシアが未経験とは誰も思わなかった


「乗れないのは困ったわね」

「でもどうせ私もバイコーンに恐がられてるから乗れそうもないしw」


私が視線を投げ掛けるだけでバイコーンは後退りする


ハンパなく恐いのだろう


「まぁ私達はちゃんと付いていくから普通に走ってもらって良いわよ」


「どうするつもりにゃ?」

「バイコーンは時速80㎞で何処までも走れるにゃよ?」


「それぐらいなら余裕だわ」


「さっ・・・・・」

「流石銀毛白面の方様にゃ」

「にゃら皆行くにゃよっっ!!」


フェリシアの掛け声と共に猛然と走り出すバイコーン

その速度は容赦なく80㎞は軽く出ているだろう


「それでどうするの?」

「もうあんなに小さくなってるわ」


「じゃあ手を貸して」


「手を繋ぐの?」


「抱かれる方が良い?」


「なんだかどっちも気恥ずかしいわね」


「いつもはくっついてくるクセにw」


私は優しくシンシアを抱き寄せると魔法を唱えた


風の運び手(ポーターズウィンド)


身体が宙を舞い風に乗る

この魔法は空を飛び風に乗って飛ぶ事しか出来ない


しかし


疾走する旋風(ワールウィンド)


風魔法を使うことで一気に加速する


「ん・・・・・・」

浮遊(レビテーション)とは違う浮遊感ね」


「浮遊は魔力の反作用で浮かぶ魔法なんだよね」

「自分自身に作用させているから魔力量に比例して加速は出来るけど風圧はモロに受けることになるわ」

「でもこの運び手の魔法は風に乗って飛べるの」

「風上には飛べないけどね」


「便利なような不便なような?」


「便利だよw」

「強風に煽られて飛ばされてるけど風圧は感じないでしょう?」

「風に乗っている間はどれだけ速くても風圧に押し潰されたりはしないわ」

「でも音速までは加速できないし・・・・」


「この魔法で加速するには周りにも風魔法の影響が出るのね?」


「そう言うことw」

「皆はバイコーンに乗ってるから追い風くらい大丈夫でしょ」


飛行する魔法は幾つかある


浮遊(レビテーション)飛行(フライ)は魔力回路の方向性が違うだけで実は同じ魔法だ

浮遊は運搬能力を飛行は速度を重視している


だがこの魔法は結界等は併用しないため風をモロに食らう


その為飛行の魔法での高速移動は限界がある


この風の運び手(ポーターズウィンド)重力遮断(グラビティキャンセル)風の結界(ウィンドプロテクト)の合わせ技である


と言っても完全に重力を遮断しているわけではない

具体的には下方向の重力を軽減しているに過ぎない

でなければ自転と公転の作用で大惨事である


「何気に高度な魔法ね」

「高度な割には他の魔法の方が効率が良い気がするのは気のせいかしら?」


「まぁね」

「でもこの風に乗るって言うのが気に入ってるのよ」

「結界張って風圧軽減して魔力の圧力で飛ぶ魔法も有るしその方が消費魔力は少ないわ」

「でも長距離となると常に色々と制御しなきゃいけない魔法は面倒でしょ?」


「飛行や浮遊は常に高度と速度に重量を制御しなければならないものね」


「それにこの魔法の結界は遮断じゃなくて軽減だからね」

「周囲の音は聞こえるし風も感じられる」

「速度重視じゃ無い限り私はこっちの方が好きかな」


「そうね」

「私も同意見だわ」


シンシアは純粋に喜んでいるようだ


この魔法は風が感じられる分飛翔感が強く自分で飛んでいると言う感じが強い

ハングライダーに乗っているような感覚だろうか?


「それにしてもちょっと高くない?」


現在下の景色が良く見渡せるほど高く翔んでいる

この異空間に天井が無くて良かった


「この空間にはちゃんと風があるからね」

「上昇気流に乗って貿易風を掴まえたのよ」

「ほら」

「皆はあそこよ」


指で指し示すと豆粒のような馬達が走っているのが分かる


「って言うかここの空を翔んでいて大丈夫なの?」

「獣神の国って事は空を飛ぶ魔物もいるんじゃないの?」


たしかにその通り


だが魔力を完全に隠している私達を見付けるのは容易ではない


もしいたとしても・・・・・


ガヅンッッ!!


なにかがぶつかるような音と共に身体が大きく揺れた


「なっ何?」


慌てて周りを見るシンシア


「上ね」


私の声に見上げるとそこには赤い大きな魔物がいた


ー・ー


「ねぇアリエル」

「どうするのよコレ」


連続して攻撃してくる赤い飛翔蜥蜴(ワイバーン)


正確には亜種のようだがあまり悠長に観察している暇はない


結界に阻まれ有効打が無いとは言えガッチリ掴まれているためワイバーンのなすがままである


「ちょっとコースが逸れちゃったわね」

「倒すのは簡単だけどこの地で倒してしまうのは良くない気がする」


「それは言えてる」

「でもこのままじゃあコイツの巣までお持ち帰りされちゃうわよ?」


下手に攻撃して怪我させたり死なせたりして獣神の機嫌を損ねでもしたら目も当てられない


どうしたものか・・・・・


「ねぇ」

「コイツが恐がるようなモノに変身とか出来ない?」


「恐がるモノ・・・・・・」

「さっきの銀毛の狐とか?」


「試してみない?」


シンシアの提案は一理あるかもしれない

直ぐ様体毛を白銀に変えてみた


「効果無いわね」

「もしかしたらそこまで知能が無いのかも?」


「他に何か無い?」


先ずは金髪にするが効果無し

色違いではダメか?


「コレならどうかな?」


耳を消して尻尾のを爬虫類のように変化させた

翼を広げ尻尾をしならせ頭に大きな羊の角を生やしてみる


いわゆる悪魔である


「シャアーーーー!!」


振り向いてワイバーンを見ると流石に怯んで私達を放り出した


もう一声


「オ゛オ゛オオオオオアアアアッッッ!!」


スキル〈威圧〉を併用して雄叫びをあげるとワイバーンは一目散に逃げ出した


「フッフーーン」

「ザマァ見ろw」


「それは良いけど」

「誰にも見られない内に狐に戻った方が良いと思うよ?」

「流石に獣神の国で悪魔はまずいでしょ」


「そうね」

「でも普通の狐色だと餌と間違えられるのかなぁ?」


「飛んでるのもあるんじゃない?」


「んー」

「やっぱり白かな」

「九尾はやめて紅い化粧にしときましょ」


透き通る白い肌に真っ白な髪と尻尾

耳と尻尾の先だけ紅く染めてアイラインと口紅をさす


「白は空での迷彩色なんだよ」


「雲に擬態するんだっけ?」

「でもワイバーンが色を識別できるとは限らないわよ」


「そう言やそうか」


ある種の動物や爬虫類においてある種の色盲と言うのは良くあること昆虫類もそうである


その代わり赤外線等を関知したり音波の反響で位置を把握する種もいる

生物にとって色覚は必ずしも絶対ではないのだ


「折角貿易風掴まえて前に出ようと思ったのに逆に遅くなっちゃったわ」

「急降下で速度を稼ぐわよ」


「えっ?」

「なにっ?」

「急降下ってっっ」

「ちょっっっ」

「まっっっ」

「いゃあああああっっっ!!」


シンシアの叫び声を残し急降下をかけたのだった


ー・ー


ドココッドココッ

ドココッドココッ

ドココッドココッ


「うにゃ?」

「ジン!!」

「太陽に影!!」

「散らしてにゃ!!」


「承知!!」


ジンは跳ねる馬上で器用に身体を捻り後ろを向くと空を見上げた


「ん?」

「フェリシア!」

「魔眼が効いてない!!」


「にゃに?」

「この辺りでジンの魔眼が効かにゃい奴はいにゃいはずにゃのに・・・・」


フェリシアはバイコーンの首筋を軽く叩くとその背に立ち上がって振り向くと身構えた


「あにゃ?」

「アレはもしかして・・・・・・」

「アリエル様にゃ???」

「アリエル様はやっぱり白弧様にゃ!!」


興奮したフェリシアは落ちそうになるがそれを察知したバイコーンがフォローする

倒れそうな方向へ身体を揺らすことで落ちるのを防止してくれるようだ


これなら初心者でも安心して騎乗出来る


「シンシア」

「追い付いたわよ♪」

「・・・・・・・」

「シンシア?」


途中から静かになったと思ったら


急降下に馴れたのではなく気を失っていたようだ

白眼を向いて涎を垂らすエルフ等滅多に見れるものではない


しかしそれを人に見られるのは良しとすまい


皆に見えないようにシンシアの顔を胸元に埋めたのだった


ー・ー


「はっっっ!」

「こっっっ」

「ここはどこ?」

「アタシまだ生きてる???」


あの後暫くシンシアを抱いたまま飛び続けた


皆に追い付いたので速度を落としバイコーン達に風の影響が無い程度の高度を保つ


そして驚くことにバイコーン達は休むこと無く4時間近く走り続けこの広場までやって来たのだ


「皆ありがとうにゃ♪」

「また遊んでにゃ♪」


手を振るフェリシアに見送られながらバイコーン達は走り去っていった


「あの子達だいぶテリトリーから離れてたんじゃない?」

「帰りは大丈夫なの?」


「それは心配ないにゃ」

「この辺りまではまだあの子達のテリトリーにゃからたぶん最初の場所までは戻らないのにゃ」


嘘だろ?


4時間もあれば軽く200㎞は走っている

どれだけ広いテリトリーなんだ?


バイコーンはそれだけ長距離を平然と走ってのけるのか


「少し遅くなったが食事にしよう」

「この辺りは果物が豊富でいろんな種類が楽しめるんだ」


ジンはそう言うと近くの木に歩み寄る


「これが良いかな」


ブチッ


赤い実をもぎ取ると服で拭いてから噛りつく


シャグッ

ジュルルッ

ショリショリ

シャグッ

ショリショリ


見た感じ林檎のような果実だ

2つもぎ取り1つはシンシアに渡す


「私はいいわ・・・・」

「今食べたら吐きそう」


青い顔をして答えるシンシア


「でも何か食べないと身体に毒よ?」


自分とシンシアの果物に清浄(クリンナップ)の魔法をかけると一口噛った


「見た目通り林檎ね」

「爽やかな甘さと酸味が美味しいわ」

「食べた方が気分良くなると思うよ?」


シンシアは尚も悩んでいたが決心したようだ


シャリッ

シャクッシャクッシャクッシャクッ

ゴクン


「確かに美味しいわね」


1口食べると食欲が出てきたようでゆっくりだがちゃんと食べ始めた


「こんなのも有りますよ」

「これは短い毛が刺さるので気を付けて下さいね」


ジンが差し出したのは桃だった


日本の季節だと有り得ないのだがここの気候では同時に実がなるようだ


「桃かしら?」

「好きなんだよね」


私は短曲刀(ジャンピア)を皮に使い切れ目を入れると綺麗に剥いてシンシアに差し出した


「綺麗な桃ね」

「ありがとうアリエル」


自分のも剥いて食べると甘くて美味しい

瑞々しい果肉は噛ると果汁が溢れだし口から溢れ落ちた


「凄いジューシーで美味しいわね」

「桃と林檎だけでもお腹いっぱいになりそう」


続けて桃を剥いて食べる


今の身体では剥かずに食べても問題ないのだが習慣と言うヤツである


「じゃあ皆並んでね」

「水を使わなくても魔法で綺麗に出来るから」


全員が並んで手を出したところに清浄の魔法をかける

ついでにリグルの髭にもかけた


「おおすまんな」

「髭が長いとこう言うのを食べた後が大変なんじゃわ」


確かに長い髭がベタベタするのは気持ちが悪そうだ


「ねぇフェリシア」

「街まではまだかかるの?」


「そうだにゃぁ・・・・」

「このペースだと後2日くらいかにゃ?」

「心配しなくてももう少し行ったところに村があるにゃ」

「今夜はそこで泊まるのにゃ」


そう言ってフェリシアが指差した方を見ると何やら建物らしきものが見える


と言ってもまだ結構距離がありそうだった


「まだ遠いわねー」

「また何か呼ぶの?」


「んー」

「この辺りはあまり呼べる子達いないのにゃ」

「歩けば夜にはつくにゃ」


「ほほぅ」


フェリシアの言葉に思わずニヤけてしまう


「まさかアリエル?」

「ちょっっっ!!!」


シンシアの抗議を聞く前に動く


全員に風の運び手の魔法をかけると全員が浮き上がった


「にゃにゃ???」

「浮いてるのにゃ?」


「なっなんだこの魔法は???」


「どうせまたアリエルじゃろぅ」


ラルクとリグルは落ち着いて風に身体を預けている

そしてシンシアはふて腐れた顔をしてこちらを睨んでいた



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