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化学の時間です

「なんと言うか・・・・・」

「言葉にならないんですけど」


ミーナが仲間になってからワイトの量は多くなり武器を扱う上級種である屍鬼兵(ワイトソルジャー)が出るようになった


通常のワイトに比べ知能が高く剣技も使う屍鬼兵はかなりの難敵と言える


屍鬼兵(アレ)ってこんなに瞬殺出来る魔物でしたっけ・・・・・?」


「アリエルだもの」

「こんなの気にしてらんないわw」


呆然と独白するミーナにシンシアが事も無げに応える

それを何度か繰り返す内にミーナも何か悟ったようだ


「私が生きて魔族に転生出来たのはアリエル様のお陰なのですね・・・・・」


「ちょっっ」

「ミーナ止めてよっ」

「口調まで変わってるしw」


「そうね」

「アリエル様の気紛れで命を長らえたのだから今生は命を大切になさい」


微笑みながら諭すシンシアの表情からはどこまで冗談なのか読み取れなかった


「なんか新しい宗教の教祖みたいな扱い止めてくれる?」

「居心地が悪いわ」


ジト目でシンシアを睨み付けると彼女は悪戯っ子のように笑った


「まぁ教祖様もああ言うとるから普通に接してやってくれw」

「このまま続けられたらワシはいつか笑死させられそうじゃわいw」


リグルが笑いながら言うとミーナも了解してくれた

新興宗教なんか立ち上げる気はないし崇められるなんて罰ゲームでしかない


今まで規格外の魔法を使ってもシンシア達は平然としていたので気にしていなかった

しかし非常識なまでの力は畏怖や崇拝の対象になってもおかしくはないのだろう


これまで以上に気を付けなければ・・・・


「とりあえずマップは順調に作成出来てるわね」

「次は・・・・・・・」


「あの大広間で終わりだと良いけど」


単純作業の繰り返しでゾンビやワイトを倒しながら進みマッピングを終わらせていく


見付けた敵達は根こそぎ倒してしまわないと後続に響くしクリア後も残ってリスポーンされると厄介だ


探索と言うより駆除に近いかもしれない


「次もミーナみたいに話が分かると助かるんだけどな・・・・」


シンシアが何か言いたげだったが口を噤んだ


軽口を言わなかったと言うよりも言えない状況に陥ったためだ


「来るわね」

「反応早くない?」


「私もこんな奥まで来たことがなかったのでこの部屋に何がいるのか分かりません」


「この感じ・・・・・」

「2体いそうですね」


「リグル」

「皆をお願い」

「シンシア」

「明かりとサポートを」


「アリエルは?」


「突撃あるのみ」


私は脱兎の如く走り出しシンシアの魔法が部屋全体を照らし出す


素早く部屋を見回すと扉が奥に1つ

観音開きの木製に鉄の縁が付けられた大扉がある


おそらくあの扉の向こうがこの階層の帰還結晶の間だろう


「地獄の番犬・・・・・・」

「って所かしら?」


大扉の脇には一対の魔物がいた


体長2mはあろうかと言う狼で頭が2つある

身体は青白く発光しておりワイト系の魔物である事を示していた


「狼は群れるって言うけど・・・・・」

「嫌な感じね」


2頭の双頭の狼たちは扉前から動かずその眷属らしき屍鬼狼(ワイトウルフ)が編隊を組んで迫っていた


3匹1組が10組


この広い大広間を縦横無尽に走り回り牽制攻撃をかけてくる

一撃離脱を繰り返しながらの波状攻撃


こちらに狙いを付けさせないつもりか


「中々やるわね」

「これが本当の群狼戦術(ウルフバック)ってか?」


私達の分断を誘い波状攻撃で追い込んで包囲殲滅を意図したものだろう


だが初めから単騎突出による浸透攻撃を旨としているため仲間への牽制に割かれた狼達は半ば幽閉状態となっている


「此処等で良いかな?」


狼達に囲まれ絶体絶命の大ピンチ


と言う構図なのだが如何せん戦闘力に差がありすぎる


「眷属は一気に殲滅したかったな・・・・」


私の周囲を高速で移動しつつランダムに一撃離脱を謀る狼たち

本来なら避ければ体力を消耗し防御や反撃をしようものならドレインの洗礼を受ける


正に必殺の陣形である


「〈神聖なる光砲(ディバインレーザー)〉」


魔法により巨大な聖属性の光を放つ


予め仲間達には対聖属性防御をかけていたため一瞬で部屋全体を凪払った


狼達は死骸も残らず焼き尽くされ後に残ったのは魔石だけだった


「雑魚はほぼ終わりね」


ボスの2体は流石に殲滅出来なかったようだが雑魚は全て消し去った


とは言え無傷とは言えないようで身体から蒸気が立ち上っていた


「お前たち」

「言葉は分かる?」


「グゥ・・・・・」

「グルルルルルルゥ」


声をかけるが反応は獣のソレだった


「知能は無いか」

「なら終わりにしようか」


断罪の聖剣(ギルティクルセイド)

私が呪文を唱えると無数の輝く聖剣が魔力で生み出され双頭の狼達を貫いた


ー・ー


「派手な魔法ね・・・・・」

「こんなの初めて見たわ」


「アリエルさん」

「この剣は消えるのですか?」


「魔力が圧縮された姿だからじきに消えるわよ」

「その前に・・・・」

「〈舞い踊る剣(ダンシングソード)〉〈千切り(サウザンドスラッシュ)〉」


断罪の聖剣からの派生魔法を唱えると剣が翻り双頭の狼を切り刻む


肉塊と化した狼達から握り拳ほどの魔石を回収した


「あの魔法だけで戦争を起こせるかもしれない・・・・・」


「いや」

「戦争にはならん」

「一方的な虐殺じゃわ」


「魔王戦争で散々極大魔法や終焉魔法を見てきましたが・・・・・」

「アリエルの魔法はそれ等に匹敵すると思います」


馴れていても思わず引いてしまう3人に対しミーナだけは興奮気味なのが分かる


面倒だからと少しやり過ぎたかな?


まぁ良いか


「この魔法はわりと使えるかな」


「アリエルは色んな新しい魔法使ったりしてるけどどうして?」

「普通なら好みや得意な系統の魔法が多くなると思うんだけど」


「あぁそれはね」

「魔法の試し斬りみたいなモノかな?」

「使い勝手や使い心地は実戦じゃないと分からないからね」

「と言っても・・・・・」


「なに?」


「これだけ一方的だと森で木を伐ってるのと変わらないかもしれない」


「それは言えるわね」


ミーナは私達の会話を不思議そうに聞いてはいたがあえて質問したりしなかった


私が人間ではないとは打ち明けているため何か都合の良い解釈をしたのかもしれない


「眷属の方の魔石は回収し終わったぞ」


リグルとラルクがそれぞれに麻袋に魔石を入れて戻ってきた

屍鬼狼の魔石もスケルトンに比べると2回りは大きい


「それじゃ行きますか」


全員揃ったところで大扉に手を掛けた


ー・ー


「開かぬな」

「開かないわね」


扉の形からして押戸だと思い押してみるがビクともしない

取っ手がないので開き戸ではないと思っていたのだが・・・・


「むぅ・・・・・」

「隙間に短剣を差し込んでみたがこちらに開く感じではないな」


「まさか引戸?」


「いや」

「そうでもないらしい」


押しても引いても何も起きず横へスライドもしない


「なんじゃこれは?」

「どうやって開けるんじゃ?」


匙を投げたリグルの代わり扉を調べてみる


周囲に隙間がある事から扉である事は間違いない

しかしどうなっているのか?


取っ手や蝶番が無いためこちらに開くとは考えにくい

押してみるが閂がかかっておるような感じではない


「鍵穴も無いしボスは倒した」

「押しても引いてもダメ」

「横もダメ・・・・・」


「扉の周りには仕掛けもありません」

「どうしますか?」


壁を丹念に調べていたラルクも音をあげる


「まさかね・・・・・ね?」


私は扉の金具に指を掛けると上へと引き上げる


ゴグッ・・・・・・・


僅かに浮き上がる感触が手に伝わってきた


「あーーーー」

「えっと・・・・・・」


困惑する皆を見回し再び大扉に向き直ると今度は両手を掛け一気に持ち上げた


ガゴッ

ゴズズズズズズズッ

ズゴンッ


扉に指をめり込ませながら一息に持ち上げ続け万歳の姿勢まで持ち上げた


「まさか上とはな・・・・・」


絶句するリグル

他の3人も呆れた感じなのはマスク越しでも伝わっていた


ー・ー


「まさか大扉でウェイトリフティングさせられるとはね」


「結構重かったんじゃない?」


「単純だけどボスを倒してから何人かで持ち上げるしかない仕様ね」

「同時にボスが階下に行かない防止策と下の階の魔物が上に氾濫できないって言う仕様なのかな?」


「性格の悪さを感じるわ」


「とりあえず岩属性魔法で扉を固定したけど・・・・・」

「これも復旧したりするのかな?」


「どうじゃろうなぁ?」

「じゃがまぁ・・・・・」

「開け方が分かればどうと言うことではないのぅ」


リグルの言うことはもっともだがこの大扉

私だから軽々と持ち上げたが100㎏はあるだろう

屍鬼狼の多さに強行突破しようとしたならば絶望を味わうことになるだろう


地味に嫌な仕様だと思う


この日はミーナの事もあるのでそのまま第7階層へ向かうことにした


ー・ー


「これはまた・・・・・」

「どう言うことじゃ?」


「水浸しね」

「と言うか水路と言うべきかしらね」


第7階層


そこは通路が水で満たされた最悪のフロアだった

暗く見通しが悪い通路は膝上ぐらいまで水があるため動きが制限される上に体力の消耗が激しくなる


そして明かりが水面に反射して水深も良く見えない


「シンシア」

「このフロアは天井より水面下に明かりを灯す方が良いかもしれないわね」


「そのようね」


この階層も天井は低く閉塞感がある

そこに来て水深が分かりにくい水路ときたものだ


「あ・・・・・・」

「やっぱり水の中にいるわね」


明かりに反応して逃げる魔物と逃げずにじっとしている魔物がいる

逃げたのは小型で魚型の魔物のようだった


そして動かず待ち構えている方の魔物は・・・・


「グロいわ」

「でも明かりがないと困るしね」


水底にいたソレはまるで水死体のような魔物だった

と言うよりもある意味水死体その物と言っても良いだろう


「たぶんアレはゾンビ系よね」


「こんな水路でゾンビとかホントに悪趣味だわ」

「どこのホラー映画よ」

「アリエル何か良い魔法無いの?」

「この分だとこの水も病原体だらけな気がするのよね・・・・・・」


「逃げた魔物は魚型だったみたいだからソレはそれで厄介だわ」

「ピラニアみたいに集団で襲ってきたら正直ヤバいと思う」


「水に足を取られながら戦うのは気が滅入りますね・・・・・」


流石のラルクもこの状況は厳しいようだ

つい弱音が口をつく


「これは結構キツいのぅ」


リグルも水に入るのを躊躇っている

それは無理もないことだろう


ゾンビのいる水場は水が汚染されていて病気になりやすい


加えて身体が水に晒されているせいで体温が奪われる危険性もある


もし腹を下して力が入らなくなれば致命的だ


「この階層はマトモにクリアする気無くなったわ」


私はボソッと呟くと素早く連続して魔法を叩き込んだ


最初に雷撃を放ち続いて熱波の魔法で水を蒸発させる


「うわっ!あっアチッ!!」


リグルが慌てて飛び退き私の後ろに下がる


私は蒸気がこちら側へ来ないよう物理結界を張り作業を続けた


「この水ってどれくらいあるのかな?」


目の前の水を蒸発させると再び奥から水が押し寄せてくる

変わりに蒸気が逆巻き薄れていく


更に同じ手順を繰り返していると徐々に水の勢いは弱くなり水位が下がると同時に水蒸気が視界を遮り濃い霧が視界を閉ざし始めた


「これぐらいで良いかな」


やがて流れてくる水の勢いが無くなり水溜まり程度の水位しかなくなった


しかし換気されないのか数mの視界も危うい濃霧状態となっている

あの中は恐らく灼熱の水蒸気が充満した状態であり魔物でさえ生きることは出来ないだろう


流石に困るので冷却系魔法を連打して温度を下げることにした


ー・ー


「それにしてもこの雹はたまらないわね」


「半分溶けてきておるせいか踏むと沈むのぅ・・・・・」

「アレだけ水があったんじゃから当然と言えば当然か」


ガリガリと音を立てながら進むリグルは歩き難そうにゆっくりと進む


「これはちょっと失敗ね」

「蒸気の逃げ場も無かったみたいだし」


この迷宮は閉鎖空間であるため水蒸気は拡散せずに残っていた

そこに冷気を送り込んだものだから凝結した大量の雹が足元に積もり我々の行く手を阻んでいるのだ


それでも全ての霧が晴れたわけではなく薄く視界を遮っている


「流石にこれは何とかしないとこの先進むのは厳しいわね」

「どうしたものかしら?」


「ふぅむ」

「蒸発させても凍らせても水の量が減っとらん」

「逃げ場がないと言うことか・・・・・」


「前から思ってたんだけど・・・・・・」

「ダンジョンの空気ってどうなってるのかしら?」

「アリエルはどう思う?」


「それは私も気になってたのよね・・・・」

「第6階層の空気が澱んで酷い臭いだったじゃない?」

「もしかして完全に密閉されてるのかな?」


「流石にそれは無いと思うんじゃがなぁ」

「もし密閉されとるなら階層氾濫を起こす頃には窒息してしまうじゃろう」


「酸欠になる事は無いと思いたいのだけれど・・・・・・」

「もしかしてそうするために不死者(アンデッド)ばかり配置しているとか?」


「考えたくないわね・・・・・・」

「だとしたら換気されないって事だもの」

「何十年何百年後には誰も立ち入れない不毛の迷宮が出来上がるわ」


「そうなれば氾濫し放題じゃな」


「ちょっとこれは問題よね」

「あった水の量だけ氷が有ると言うなら何とかしないと」

「蒸気にして吹き散らせば問題ないって思ったんだけど・・・・・・」


行き場がないならこの先大量の水と氷が立ち塞がる事になる


どうしたものか・・・・?


創造魔法で収納力を拡大した鉄瓶を2本作り出すと続いて魔法を唱える


「範囲拡大・・・・・〈変換(コンバージョン)〉」


静かに魔法を唱えると氷は霧散し気体へと変換されていく

分解の過程で生まれた水素と酸素の大半はは各々鉄瓶に圧縮され残りは呼吸に差し支えの無い量だけ残していく


「流石に多いわね・・・・」


見る間に氷は消えて行き石畳の床が見えてくる


「これは・・・・・?」

「水蒸気になったわけじゃないわね」


「ふむ」

「気体に変換してボンベに入れておるのか」


「何のためにしてるの?」


「シンシアの疑問も当然か」

「魔法が使えるのにわざわざガスを貯蔵する必要は無いものね」


「一つは体積の問題じゃな?」


「リグルの言う通り体積の問題は大きいわね」

「気化させただけだと大量の酸素と水素で充満することになる」

「それはとても危険なことだからね」


「酸素と水素ですか・・・・・」

「火種があれば大爆発を起こしますね」


「ラルクの言う通りちょっとした火種で大爆発を起こすわ」

「でもそれだけじゃないの」


「人間は高濃度の酸素の中では生きられない」

「そうよね?」


「その通りよシンシア」

「濃すぎる酸素は人間にとって毒でしかないのよ」

「だから気化させただけだと誰も生きていられない」


「そこであのボンベに圧縮して入れておるんじゃな?」


「その通り」

「別の気体や物質に変換するのもアリなんだろうけど・・・・・・」

「気体からの錬成って大変なのよ」


「そう言うものなの?」


「そう言うものよ」


「だったら水か氷の時に錬成したら良かったんじゃない?」


そう言えばその通りか

と言っても液体を個体に錬成するのは手間がかかるし氷を別の物質に錬成するのも大変である


私は特に何も言わずに微笑みだけを返した


ー・ー


「この辺り一帯は全滅してるわね・・・・」

「魔法を使ったとは言え物理的に蒸発と凝結されると生き残れる魔物なんかいないわね」


「それにしても凄い範囲ですね」

「マップで確認してもかなり奥まで来ています」

「やっぱりアリエル様は凄いです」


ミーナが目を輝かせてこちらを見るが気が付かないフリをしてリグルに話しかける


「3回も変換したらそろそろボンベもいっぱいになりそうだわ」

「リグルはまだ先が長いと思う?」


「さてのぅ」

「第7階層に入ってそろそろ半日じゃろう?」

「もうどれだけ歩いたかもわからんわ」


普通なら戦闘や休憩を挟むので探索には時間がかかる


しかし今回は水を無くす過程で魚系の魔物は全滅しているしその他の屍鬼等の魔物も死に絶えていた


マッピングしながら魔石や宝箱の回収だけなのでこれと言った休憩も取らずにここまで来ている


「それにしても相変わらずショボいアイテムしか無いわね・・・・」

「このダンジョンを魔改造した奴も宝箱までは触ってないみたいね」


「宝箱の中身はミリアのやる気の無さを感じられるのぅ」

「杜撰に作ったダンジョンじゃからつけこまれて魔改造されたのやも知れんな」


リグルの言う通りだと思う


作るだけ作って管理も放ったらかしなのだろう

それだけに他者の介入を許しもしかしたら魔改造された事も知らないのかもしれない


「どうせ魔改造されても新たな勇者の出現の役に立つぐらいにしか考えてないんじゃない?」


「普通ならそんないい加減な神がいるわけ無いって思うけど・・・・・・」

「アリエルの予測って良く当たるからたぶん今回のもそうなのかもしれないわね」


「神々にとってダンジョンなんか手駒の強化や相手の弱体化を狙ったシステムのようなものなんでしょうね」

「だから介入されても知らんぷり決め込むか冒険者に処理させて終わりなのかな?」


「よしんば氾濫して迷宮災害が起きても人工の調整と信仰を煽る種ぐらいにしか思ってないって事か・・・・・・」


「でもシンシアさん」

「災害や戦争が多ければ信仰心を失うのでは?」


「被害は魔王や邪神のせいにして救済を行えば信仰心は高まると思うんだけどどうかしら?」


あまりにも暇なマッピングと回収作業な為か中々とディープな話題が尽きない


普通はこんな話は依頼終わりの打ち上げくらいしかする事は無いだろう

依頼の最中はダンジョンであれ野営であれ話し込むような暇は無いし声高に話していれば盗賊や魔物を呼び寄せてしまうのだから


「話し込んでるところ悪いんだけど・・・・」

「なんか大広間っぽい場所に出るみたいよ?」


飛ばしていた明かりが壁を照らさず天井にも光が吸い込まれていく


これまでの窮屈な通路ではなく広場なのは確かだ


しかしこれは・・・・・?

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