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出発

「ここでやれる事は全部やりきった感じね・・・」

「出発は明日の日の出で良いかな?」


「私は問題無いけど・・・」

「アリエル」

「ちゃんと皆には伝えてあるの?」


「後はここに住む人達の問題だもの・・・」

「私達はちょっと長居しただけの旅人」

「誰に止められることも誰に咎められることもない」

「来た時のように自分達の都合で去るだけよ」


「そう言うところアリエルはドライね」

「分かった」

「明日の朝出発しましょう」

「私も湿っぽいのは嫌いだしね」


呆れたように笑うシンシア

頭を掻くリグル

クロエとシュネーは少し淋しそうな顔をしていたが素直に頷いた


そしてラルクは自分もそうだと言わんばかりに優しく微笑んで頷いた


ー・ー


「皆早いわね」


「そう言うアリエルだってまだ夜明け前よ?」

「私達も置いていくつもりだったのかしら?」


旅支度を整えたシンシアの両脇にクロエとシュネーが控えている

少し後ろにはラルクが佇み白み始めた山の稜線を見つめていた


「おはよう」

「なんじゃ」

「ワシが最後か?」


私がついて間もなくリグルが到着した

その後ろにはグルードが見送りについてきている


「あら?」

「リグルには見送りがいるのね」


「ワシは見送り等要らんと言ったんじゃがなぁ・・・」


シンシアの言葉に頭を掻きながら言葉を濁すリグル


無理もない


グルードからすればリグルは一族の恩人

見送りをしないわけにはいかないだろう


「まぁ良いわw」

「それじゃっ」

「行きましょうか」


短い時間ではあったもののゴブリンロードの襲撃を退け復興に手を貸し発展の礎となる技術を教えた


寝覚めが悪くならないようにやれることをやっただけ

別に思い入れは無いと思っていたが・・・


どうやらそうでは無かったらしい


「この風景も見納めね」


「そうね」

「もしもう一度ここに戻ってきても」

「その時は発展して様変わりしてる筈だものね」


「シンシアの言う通りじゃな」


「また来るのにゃ」

「また来ましょう」


各々思いを呟き出口の門へと足を向けた


壊滅して半ば廃墟となっていた村の家屋は全て取り壊され建て直され教会も再建された


この規模には珍しくギルド支部とホテルヴァレンシアの支店が建ち並び商工ギルドを兼ねたリグル商会も近日中には完成する


交通の要であり2つのダンジョンを抱えるこのザグルは間違いなく発展するだろう


広場に射し込む朝陽を浴びながら北の門を目指す


未だ空き地の広がる村の南北に作られた門を繋ぐ道路を真っ直ぐ北へと歩を進める

真新しい畑に芽吹く麦の新芽に目をやりながらゆっくりと門の前までやって来た


「やはり今日でしたか」

「それにしても一言ぐらいはかけて欲しかったですね」


開け放たれた門の向こう側

その影から馴染みの有る声が聞こえた


「あら」

「おはようアルフリード」

「今朝は早いわね」


「なんと無く師匠は何も言わず出ていくと思ってましたがね・・・」

「夜明けにこっそり出ていくのを見るのはあまり良い気はしやせんぜ」


「ギオール・・・」


「本当に水臭いですね」

「どうして僕達にも何も言わず行かれるのですか?」


「アルス」

「私達は旅人なんだし心配事も無くなったんだから勝手気儘に出ていくわよ」


私の言葉に俯くアルス

その後ろには複雑な表情を浮かべたルインが立っていた


「あのっ・・・」


思い詰めた表情で何かを言おうとしたアルスの唇を人差し指で塞ぐ

出発を察して集まった面々の中で彼だけは剣帯を付け鎧を着込んでいた


「それ以上は言っちゃダメ」

「貴方はこのザグルの長で責任ある立場の人間なんだから・・・」

「このザグルの発展は貴方の双肩にかかってる」


唇を引き結び拳を握るアルスは尚も何か言いたげだった


「貴方にはその責任を支えてくれる仲間がいる」

「もっと周りを良く見なさい」

「これから貴方が見るべき場所と見るべき人達を・・・」

「これからの貴方が見るべき人は私じゃないわ」


アルスの頬を一筋の涙が伝い落ち目蓋を閉じたアルスは短く、しかしハッキリと答えた


そのアルスの肩越しにルインへウィンクを贈るとアルスの肩を叩きその脇を通り抜けた


「行ってきます」


その一言だけ告げると後は振り返らずザグルを後にした


ー・ー


「はぁぁぁぁw」

「行ってきます♡」

「だってさw」


「誰が語尾にハートマーク付けたよ?」


「アリエルかっこつけすぎw」

「ごっゴメンにゃw」

「流石にアレはかっこつけすぎじゃわw」


クロエだけは静かに歩いていたが茶化すシンシアと共に笑うシュネーとリグル


ラルクですら笑いをこらえているのか時折肩が揺れていた


「・・・・・・・・」

「まぁ確かにアレはやりすぎたかな」


「自覚あったんだw」

「あんなこと言ってアルスに恋愛感情無かったら笑い話だよ?」


「でもねシンシア?」

「あのアルスの格好はどう見ても旅支度じゃない・・・」

「恋愛感情無かったとしてもついて来る気はあったんじゃないかな?」

「後ろにいたルインだってアルスを追いかける気満々だったわよ・・・」


「確かにそうよね」

「マントの背中の部分膨らんでたもんね」


「楯を背負って具足も装備しとったな」

「武器しか持っとらんアルフリードやカインとは雰囲気からして違ったからのぅ」


シンシアとリグルもアルスが普段と違った雰囲気なのを感じ取っていたらしい


「ソコまで分かってたんなら助け船出してくれても良かったんじゃない?」


「何で?」

「お陰さまで面白い余興見せて貰えたわw」


「シンシア」

「余興扱いしたらアルスが可哀相よ?」


日が昇り暖かさを感じながら街道を歩くこと3時間

振り返ること無く歩いてきた


今振り返っても森に遮られもうザグルは見えないだろう


「此処等で休憩にする?」


木々の合間に数々の旅人が利用したであろう広場を見つけ声をかける


「そうじゃの」

「まだ先は長い」

「この広場を抜ければ暫く休める場所も無かろうて」


先頭を歩くリグルが古い焚き火の後を見つけ周囲を警戒する


「今のところここは安全なようですね」


背負い袋を下ろし中からポット等を出していくクロエ


別段指示や打ち合わせも無くラルクとシュネーが周囲の警戒と薪を拾う為に足早に離れていく


クロエのポットに魔法でお湯を満たすシンシア

そこに紅茶の葉を入れるクロエ


こう言うところは旅なれているのだと感心する


「お待たせにゃ」

「木苺を見付けたので一緒に採ってきたにゃ」


シュネーは腕楯(バックラー)に革をひいた上に木苺を乗せて帰ってきた


熟した木苺の甘い香りが鼻腔をくすぐる


雑嚢からカップを取り出して紅茶をついで貰いテーブル替わりの切り株に置かれたバックラーから木苺をつまんで口に含む


「ラルクなかなか帰ってこないね・・・」


「周囲の警戒にしても遅いわね」

「何かあったのかしら?」


「遅くなりました」

「別に何もありませんでしたよ?」


話していると何事もなくラルクが帰ってきた

別段何かを採ってきたわけでもなく本当に周囲を警戒してきただけのようだ


この日は特に何事もなく順調に歩を進めた


ー・ー


「安全に越したことはないがこう平和な旅が続くと拍子抜けじゃの」


「リグルの言う通りね」

「まぁゴブリン程度ならアリエルとラルクだけで片付けちゃうけど」


警戒はしているものの辺りに魔物や猛獣の気配は無くリグルとシンシアは談笑しながら歩いていた


「でも獣も出てこないのはちょっと寂しいわ・・・」


「この3日間は兎や鳥しか狩れませんでしたからね」


「でもここまで鹿や猪に出会わないのは珍しいのにゃ」

「このペースだと夕方には次の村につけそうだにゃん」


シンシアの言う通りザグルを出てからの3日間は魔物どころか鹿や猪に出会うこともなく順調に進んで来た


それは平和で良いことなのだが台所事情的には寂しい物がある


だが同時に魔物や猛獣が出ないのは良いことではあるのだが猪や鹿すら見かけないのは何処か違和感を感じた


カッカカッ

カッカカッ

カッカカッ


後ろから軽快な蹄の音を立てて馬車が近付く音が聞こえて来る

街道の左側に出て待っていると程なく幌付きの荷馬車がやって来た


「どぅーどうどう」

「こんにちは」

「やっぱりリグル様でしたか」


御者台から挨拶してきた若者はザグルからやって来た北方定期便だった


「かっかっかっ」

「これならこの馬車で出ても同じじゃったか?」


陽気に冗談を言うリグルに皆が笑う

荷台にはたいした荷物は無く護衛の冒険者が乗っていた


「気を付けて行くんじゃぞー」


「ではお先に失礼します」


別段急ぐ必要も無いので馬車を見送り再び歩き出す


「アイツ等は町まで魔石を売りに行くんじゃ」

「ザグルではワシの商会が買い取る形にしておるからの」

「町で換金して護衛用の馬と薪や食糧なんかを仕入れて戻ってくる予定じゃ」


「アレだけの量だと結構高額になったんじゃない?」


「念のためワシが大量の金貨と銀貨を運び込んどいて正解じゃったわ」

「それも危うく底をつくところじゃったからのぅ」


リグルは髭をしごきながら目を細め魔石を買い取った時の事を思い出していた


「結構量があったものね」

「でもダンジョンに関しては全部アリエルが倒しちゃったから実感無いわ」


「流石に多すぎたからゴブリン軍の魔石しか渡してないのよね」


「えっ???」

「あの量でまだあるの???」


私の言葉にシンシアは絶句していた


それもその筈


迷宮氾濫(スタンピード)で溢れ出たロードに率いられたゴブリン軍

その死体から剥ぎ取った魔石だけでも数百は下らない


階層氾濫(フロアバーン)を起こしかけていた各階層の魔物は数百に及び全階層を合わせると数千と言う膨大な量となる


流石にそんな数を1度に買い取れるギルドなんか無いだろう


「魔物で満載のダンジョン一つ分よ?」

「ザグルを襲ったゴブリンなんか1割にも満たないわ


「そんなに多かったんだ」

「でも変よね・・・」

「本来階層氾濫なんて何十年も放置されるかたくさんの冒険者が死んだダンジョンでしか起こらないと言われてるわ」


「シンシアはあの迷宮氾濫(スタンピード)が意図的なモノだと?」


「でもそれは・・・・」


「人間にはちょっと無理があるわね」

「何にしても確証があるわけじゃないし女神の計画だとしても新しい英雄を生むためだったのかもしれない」


「新しい英雄か・・・」

「でもアリエルが攻略しちゃったから英雄は生まれなかったんじゃない?」


「シンシアの言う通りかもしれんし、そうじゃないかもしれん」

「どのみちアリエルの介入で女神の計画が狂ったのは確かじゃろう」

「初めからワシやシンシアの勢力を削ぐのが目的じゃったのかもしれん」

「ザグルは小さいながらも要所になるからのぅ」


「ほっといてもアタシやリグルが討伐隊を向かわせた可能性もゼロじゃ無いか・・・」

「でもそれだと被害は大きかったでしょうね」


「だとすると今後もザグルには試練が差し向けられる可能性が有るわけか・・・」


「心配なら戻る?」

「アリエルが良いのなら私達は構わないわよ?」


「それは無いわ」

「彼等には外敵に対抗するための手段は教えたしこれから人は増える」

「ザグルの事はザグルの人に任せるべきかな」


話ながら歩を進めるとやがて木々は疎らになり遠くに木の壁が見え始めた


壁の中からはそこかしこから白い煙が上がっており村人達が夕飯の支度をしているのだろう


「馬車が通った後は鹿なんかもおらんのぅ・・・」


「リグルはお肉が食べたいみたいねw」


「そう言うシンシアはどうなの?」


「私はエルフだから野菜だけでも平気よ?」

「クロエやシュネーはお肉の方が好きだと思うけど」


「私は・・・・」

「お肉は好きですけど贅沢は言いません」


「私もにゃ」


「じゃあアレは私1人で食べようかしら?」


素早く弓を引き抜き矢をつがえると満月のように引き絞り矢を放つ


放たれた矢は放物線を描きながら街道を離れた木の影に突き刺さる


「あんな遠くに何かいたのかにゃ?」


「常人ならビックリするところだけど・・・・」

「アリエルだもんねw」


額に手をかざし遠くを見やるシュネーと呆れたように呟くシンシア

ラルクとクロエは既に矢の消えた場所に向かって歩きだしリグルもその後を追う


さして急ぐ必要も無いのでのんびり向かうと気の影に頭を射貫かれた鹿が横たわっていた


「一撃で絶命しておるな」


リグルは短く祈りを捧げると手早く矢を抜き取り鹿の四肢をロープで縛る

そこに鞘ごと大剣を通すと軽々と持ち上げ肩に担いだ


「後もう少しじゃから先を急ごうか」


先頭を歩くリグルの脚はどこか軽やかに感じた


ー・ー


「お疲れ様です」

「良い獲物をお持ちですね」


村の入り口では半日ほど前に追い抜いて行ったリグル商会の人が出迎えてくれた


ざっと見回した感じ20軒程の小さな村ではあったが宿屋が1軒あった

しかし小さな宿屋は既にリグル商会の一団でうまっており我々は村長の家に泊まることになった


「こんにちは」

「旅人が2組も来るなんて珍しい」

「広くは無いですが寛いでくだされ」


頭頂部の禿げ上がった村長は豪快に笑った


少し腰の曲がってはいるもののガッシリした体格はこの村が平和で安定して作物が採れる事を示している


「お世話になります」

「宿代はこの鹿で足りるかしら?」


「十分過ぎますですじゃ」

「こんな立派な鹿なら暫く滞在して貰えるだけの代金になりますですじゃ」


興奮しているのか村長の言葉遣いが可笑しく感じる


聞けば今この村には狩人が不在で鹿や猪等の獣を狩ることが出来ず久々のご馳走なんだとか


「狩人がいないと色々不便じゃない?」


「そうなんですじゃ・・・」

「2ヶ月前に村で唯一の狩人じゃったボルグが熊に襲われ怪我をしてから弓を握る事も出来んようになってしもうて・・・」


「これって何かのフラグじゃない?」


「シンシアは黙ってて」


村長の言葉に囁きかけるシンシアに軽く注意すると村長の話の続きを聞いた


「ボルグを襲った熊はまだこの辺りを彷徨いとるようで兎や鳥の罠すら仕掛けられんのですじゃ・・・」

「商隊の護衛さん達に頼んではみたのですが先を急ぐので今夜と明日ぐらいしか協力して貰えんと言われましてな」


「私達は渡りに船と言うわけねw」


「退治して貰えんじゃろうか?」


「別に構わないわよ」

「その熊の特徴は?」


「方目で4m程の剣爪(サーベルクロウ)灰色熊(グリズリー)で背中の毛が銀色をしていますじゃ」


銀背(シルバーバック)・・・」

「並みの冒険者じゃ返り討ちのあうわよ」


「そんなに強いの?」


シンシアの呟きに思わず聞き返してしまう


「一部の猛獣や魔物には群のリーダーになるような強い個体の中に背中の毛が白くなる事があるんです」

「何故かは分からないのですが・・・」

「白い毛が銀色に近付く程強くて危険なんです」


シンシアに代わりクロエが説明してくれた


「そんな危険なヤツよく撃退出来たわね」


「初めは畑仕事をしとったマリクが喰われ・・・」

「ボルグと若い衆で退治しに出たんじゃ」


「何とか撃退出来たけど被害は大きかったと言う事?」


「既に4人犠牲になっとります」

「このままあの熊が居座るようならこの村も捨てざるをえんような状態ですじゃ・・・」


「リグルは知ってたの?」


「いや」

「ワシ等がザグルに向かう時は急いどったからこの辺りは素通りじゃった」


「そう・・・」


「ワシも知っておったら退治してから行ったんじゃが・・・」


申し訳なさそうに俯くリグルを責めることは出来ない

リグル商会の面々も相手が獰猛な銀背(シルバーバック)では迂闊に討伐等請け負える筈もない


「それじゃあまぁ」

「サクッと行ってくるわ」


私はリグルだけを連れて村を出た


ー・ー


「本当に2人だけで大丈夫なのか?」

「いくら強くても夜行性の熊相手に松明も持たない2人だけで行くなんて無謀ですじゃ・・・」


「あの2人なら何の問題も無いわ」

「2人が帰って来た時お腹すかせてるだろうから温かいご飯作って待ってましょう」


困惑する村長に軽く答えるシンシア


確かに並みの冒険者なら太刀打ちできず熊の晩御飯になるところだろう


しかし向かったのはあの2人

熊に遭遇すれば瞬殺間違いない


「そう・・・・・・ですか」


村長は些か腑に落ちない表情ではあったがそれでも夕飯の支度のとりかかってくれた


ー・ー


グルルルルルルル

ゴォルルルルル


「4m?」


「5mはありそうじゃの」


私の漏らした言葉に剣を構えながらリグルが答える

大剣の筈だがリグルが構えると小さく感じてしまう


対峙するその熊は黒に近い灰色の毛並みで筋肉が隆々と盛り上がりその巨体を歪に浮かび上がらせていた


「よくこんなのに襲われて数名の被害で済んだわね・・・」


「普通の熊なら難なく狩っとるじゃろうな」


恐らくリグルだけでも倒せるだろう


けれど今回のリグルは単なる荷物持ちである

剣を抜いてはいるがこの熊の相手は私だ


「ガァアアアアッ!!」


熊は巨体を持ち上げ2本の足で立ち上がると両前足を広げ威嚇してきた

その爪は小剣(ショートソード)程の長さがあり凶悪な攻撃力を示している


ヒュンッ


一瞬で間合いを詰めると飛び掛かり喉元に剣を突き立てる

切っ先は溶けたバターに突き刺すかのように滑らかに吸い込まれ一撃で脳まで達した


ビュオッ

ブゥンッ


反射的に振り回された熊の両腕は空を切りそのまま地面へと倒れ込む


ズゥンッ


前足を振り回した反動で回転しながら仰向けに倒れた熊はだらしなく舌を出し恨めしそうな片目がこちらを向いていた


「相変わらず凄まじいの・・・」

「見たところコイツはBランクの魔物に相当する強さじゃ」

「迷宮専門の冒険者でも手を焼くようなヤツを一太刀とはのぅ・・・・」

「ワシでもこんな真似出来んわ」


「威嚇なんかするからよw」

「あれじゃ隙だらけで狩りたい放題よ」


事も無げに答えた私の言葉にリグルの顔は少しひきつっていた

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