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新たなる出会い

「なんか実践したくなってきちゃったな」


「ダメよ」

「ちゃんと最後まで読んで理論を理解してからじゃないと危ないから」


「えー」

「やってみたいのに」


「ガマンガマン」

「一応精霊理論まで読んでおく方が良いと思うよ」

「その辺りの理解が有ると無いとでは結果に差が出るから」


「だったら尚更途中経過知っておく方が良くない?」


シンシアの言うことはもっともな気もする

まぁ危なくは無いので良しとするか


「試すなら初級魔法だけにしなさいよ?」

「慣れない内に攻撃魔法とか使って制御効かなかったら大変なんだから」

「シンシアも一般的な魔力量を遥かにオーバーしてるんだから慎重に試さないとダメだよ」


「分かった」


魔法と言うのは複雑なプロセスが有るわけだが

それを簡略化して使いやすくしている


その手法が呪文であり魔法陣である


予め決められた用量用法でマニュアル的に起動させる事により似たような結果を求めるのだ


ただし


使用者の魔力量が結果に作用する

何故ならば魔法でも魔術でも使用者の魔力を呼び水とするからだ


一度に出せる水道の水が蛇口により量が決まるのと同じで呼び水となる魔力の量が魔法の威力に反映される


この基本形は変わらないのだが


私の理論を応用すれば蛇口を自分以外の所にも作ることができるのだ

これがシンシアの言う世界がひっくり返ると言う理由だろう


「おっ?」

「ゴブリン発見」

「ん?」

「ちょっと違うか?」


「そうですね」

「アレは丘小鬼(ヒルゴブリン)ですね」

「知性が有るかもしれません」


「んー」

「レーテちゃん?」

「ちょっと良いかな?」


「なっ何ですか?」

「改まって」


「念話の使い方をね」

「ちょっと」


レーテに念話の指向性と解放の使い方を教えた

コレにより意図しない場合周りの全員に聞こえるようになる


「さ」

「話してみて」


私は念話でレーテを促す

レーテは戸惑っていたものの少しずつ話し始めた


「みっ」

「皆さん」

「前方にヒルゴブリンがいます」

「あまり臭くないので文明的なゴブリンかもしれません」


「なっ?」

「だっ誰じゃ突然!」


リグルは突然武器を構えラルクも抜刀して後方を警戒した

シンシアも思わず本から顔を上げて目を丸くしている


「えっ・・・・・?」

「もしかして今の」

「レーテ?」

「レーテなの?」


驚いたシンシアは本を閉じてレーテに抱きついた


「くっ苦しいですシンシア様」

「驚かせてごめんなさい」


「なんとっ?!」

「レーテお主話せたのか?!」


「いっいえ」

「マスターからお名前を拝命した時に話せるようになりました」

「元々母上のおかげで人語は理解できていたのてすが・・・・・」


「そっ」

「そうか」

「元から理解しておったのか」


「元からですか?!」


リグルは納得したようだが今度はラルクが食い付いた

だがバステトの眷属で森の女王の娘

更には次期女王ともなれば普通の野生動物とは違うのだろう


「何よもう水臭いわね」

「もっと早く話してくれたらよかったのに♪」


シンシアはレーテの首に抱きつきモフモフしている


「いっいやっあのっ」

「ですから前にヒルゴブリンが・・・・・」


「とりあえず警戒はするけどこのまま進もうか」

「攻撃してもし文化的なゴブリンだったらヤバいじゃん?」


「そうじゃな」

「しかし帝国領に近いこの辺りで知性の有るゴブリンは珍しい」

「本来はもっと南の方に暮らしているんじゃがなぁ?」


リグルが言うのだからそうなのだろう


元々人種差別が酷く今だに奴隷も横行しているのが帝国である

知性があったとしてもゴブリンには住みにくいはずだ


その帝国との国境側から来るというのも不自然に思える


この道の先西側のドルジュでも亜人種は多かったが知性有るゴブリンやオークは見かけなかった


「なんかキナ臭いのは気のせいかしら?」


「アリエルがそう思うのも無理はないな」

「ワシの商会でもゴブリンの集落との取り引きは有るには有るんじゃがな・・・」

「奴等の倫理観は他の種族と違うところがあるでな」

「なかなか上手くいかんのじゃわ」


上手くいかない

と言うことはそれなりに成立すると言うことか


「レーテが言う通り匂いがあまりきつく無いなら文化的な可能性は有るわね」

「とりあえずそのまま進みましょうか」


ひとしきりモフモフしたシンシアは再びレーテの背で本を読み始めた


一行は注意しつつもそのまま道を進んだのだった


ー・ー


「出会わないわね」


「そうね」


私の呟きに応えるシンシア

だがその視線は本に落ちたままで生返事と言った感じだった


「いますね」

「左の藪の中」

「怪我をしているようです」

「血の匂いがします」


レーテの言う通り藪の中に気配があった

私達を見つけて息を殺してやり過ごそうとしているように思える


「どうしようかな?」


「うむ」

「アリエルの悪い癖じゃな」

「気になると利害を度外視する」


リグルの言葉はからかっている風ではあるがどこか嬉しそうに感じた


「私も彼等が困っているなら助けたいです」


珍しくラルクが意見を言った


元々魔王軍の幹部であったラルクは知性のあるゴブリンやオークにも理解があるのだろう


私も興味があるし

ここはラルクの意見を尊重しよう


「そこに隠れているのは誰?」

「隠れてないで出てらっしゃい」


声を張り上げるが返事が無い

シンシアが静かに本を閉じてレーテの背中から降りた


「もう一度言うわね」

「そこのヒルゴブリン」

「隠れてないで出てきなさい」

「それとも問答無用で斬り殺されたい?」


私の声に暫く沈黙していたが

やかて草むらで音がした


「タッ頼厶」

「殺サナイでクレ」


草むらをかき分けて出て来たのは4匹のゴブリン


一匹は肩に矢を受けで血を流している

もう一匹は右腕に傷を負っていた


「あなた達はダンジョンから這い出てきたわけでは無さそうね」

「どこから来たの?」


ゴブリン達は怯えながら仲間達で話している


魔物扱いされているゴブリンに比べると身なりは良いが擦り切れ穴が空き剣や爪などによる切り傷や乾いた血の跡が目立つ


「俺タチは逃げてキタ」

「仲間タチ危ない」

「助けホシイ」

「もう一つの村へイッタガ無くなってイタ」

「ソシテ人間にミツカッテ襲われた」

「仲間6人コロサレタ」

「モウ生きル希望もナイ」

「セメテ仲間の元でシニタイ」


どうもゴブリンの集落が襲撃されたようだ


救援を求めたがこの辺りでは知性のある文化的なゴブリンが少なく人里でも相手にしてもらえず逆に攻撃されたのだろう


「ふぅむ」

「その仲間達はどこにいるの?」


ゴブリン達は私の問いかけにビクッと身体を震わせた

恐る恐る私の顔を見て再び仲間達と話し始めた


やがて


「モシカシテ」

「仲間モロトモ皆殺しにスルノカ?」


「それはどうかな?」

「人を襲わず普通に暮らしてるなら皆殺しにする必要は無いわけだし」

「逆に平和に暮らしてるなら見殺しにするのも後味悪いわ」


「助ケテ」

「クレルノカ?」

 

「あなた達次第ね」


再び仲間達と話し合うゴブリン


「ツイテ来てクレ」

「頼む」


私達はゴブリン達について寄り道する事にしたのだった


ー・ー


「モウ少シで村にツク」

「イツ襲わレルかワカラナイ」

「気をツケテ」


来た道を1時間程戻り南へと分け入る

そこに道は無く草原地帯に獣道が有るのみ


やがて遠くに見えていた森に近付いていた


「この森は・・・・・」

「ナハトの森に通じてるのかしら?」


誰に問いかけるでなく言葉が口をついた


「そうです」

「ここより遥か南西の方角に母上の治めるテリトリーがあります」

「けれどこの辺りは既に勢力範囲外です」


「そうか」

「ありがと」


私の呟きにレーテが答えてくれた

この辺りの地理には疎いのでナハトの勢力範囲までどれくらい離れているのか分からない


「誰と話シてイルンダ?」

「ホカノ誰も話シてナイ」

「コノ人はナニカ違ウ」


先導するゴブリン達の話し声が聞こえた

聞かれていないと思い仲間内で話してるつもりなのだろう


「アリエル」

「少し良いですか?」


ラルクがわざわざ近づいて囁きかけてきた


「内密な話なら念話で話そうか?」


「はい」

「お願いします」

「出来れば2人で」


「了解」


シンシアとリグルにも伏せておきたいとは余程の事だろう

何となく察しはついているのだが・・・・・・


「では念話で失礼します」

「アリエル」

「実は・・・・」

「たぶんですが彼等に心当たりがあります」


「魔王軍の残党ね?」


「お気付きでしたか」


「そりゃね」

「魔物と呼ばれた亜人達が統率されて軍隊として帝国軍と戦争をした」

「ならば配下はダンジョン由来では無い知性の有るゴブリンやオークがいた」

「そうよね?」


「はい」

「その通りです」

「ゴブリンの繁殖サイクルを考えると目の前の彼等は戦後の産まれでしょう」

「ですが恐らくこの先にあるのは旧魔王軍拠点だと思います」


「そうか」

「ならそれなりに数がいるかも知れないってことね」

「数がいれば統率は難しくなる」

「事情を知らない子らに攻撃されるかもしれないって事?」


「それもあるのですが・・・・・・」

「生き残った戦友達の中に行方不明者が多数います」

「恐らくそのうちの一人もしかしたら何人かがいるかも知れません」


「そうか」

「分かった」

「その生き残りは敵対しそう?」


「分かりません」

「でも場合によっては私に任せてもらえませんか?」


もし戦友達ならば攻撃されても助けたい

と言ったところか


だがラルクの正体をバラせばどうなる事か分からない

上手く行ったとしても味方にはなってくれるだろう


けれど獣人やエルフ達と協調出来るか分からない


「もし正体を曝すならいつでも言って頂戴」

「なんならラルクの素性を隠したまま私が魔族を装って話を進めても良い」


「ありがとうございます」


ラルクと密談が終わり取り留めない話題で誤魔化した後

再び静かにゴブリン達の後を追った


「ココカラは森のナカ」

「はぐれナイように気をツケテ」

「コノ森」

「大キな猿イル」

「狼の猿」

「奴ラ゙見付かるとトテモ危なイ」

「静カニ」


ナハトの支配領域の外は魔物や魔獣達が凌ぎ合うテリトリーのようだ


見た所木の幹には古い熊の爪痕が有りその上から細い爪痕が付けられている

おそらく熊のテリトリーを狼猿が奪ったのだろう


と言うことはゴブリン達の集落も狼猿に襲われたのだろうか?


私達は慎重に森の中を進んで行った


ー・ー


「ホッホーゥホーゥホゥ!」

「アーッアーッアッアッ!!」


「マズイ!」

「ミツカッタ!」

「急いデ!!」


猿の鳴き声に走り出すゴブリン達

まだ遠くはあるが樹上の枝がガサガサと揺れている


狼猿に包囲されるのは時間の問題だろう


「クッ!」

「スマナイ!」

「俺タチ囮にナル!」

「アンタ達は逃げろ!」


そう言うとゴブリンはナイフで自分の腕を切り裂き迸る血液を周りに振り撒いた

そして全員が揃って雄叫びをあげ始めた


「ギャーーッギャッギャッ!」

「ゴォアーーーーーッ!!」


ゴブリン達は自ら周囲の枝を揺らし必死に狼猿の注意を引いていた

それは遥か格上の魔獣に対しての自殺行為だった


「決めた」

「全力で助ける」


「そう言うと思ったw」


私の呟きにシンシアは本をしまいレーテから降りた

リグルとラルクも嬉しそうに武器を構える


「ナッ!何をシてイルンダ!」

「俺タチ囮にナル!」

「早く逃げろ!」


戦闘態勢の私達を見たゴブリンは慌てて逃げさせようとする



「〈音響探震(アクティブソナー)〉」


ドンッッ!!


呪文を唱え思いっ切り右脚で地面を踏んだ

すると衝撃波が発生しその反射から周囲2kmにいる全ての生物の位置を把握した


「目標狼猿っ」

「総数12!!」

「10時より15時の方向!」

三位一体(スリーマンセル)!」


私は索敵した内容を声に出して皆に伝えた


「10時方向はリグル!」

「私は15時方向を殺る!」

「ラルクとアリエルは正面を排除して!!」


「ハイなっ!」

「ラルクはゴブリンの護衛!」

「奴等が飛び出すと同時に拘束するっ!」


シンシアの指示で4人は散開し迎撃態勢を整え私達がゴブリンの脇に着く頃には狼猿達が直ぐそこに迫っていた


ガザッ!


「ギャホォーーーウ!」


一斉に樹上から飛び出す狼猿

12匹全員が互いの攻撃範囲をカバーする形で降りてくる


連携が取れている



即時発動(クイックキャスト)

並列起動(パラレルキャスト)

光刃束縛(ブレードバインド)


抜刀しながら発動させた魔法は輝く魔力の網となり12体全てに襲いかかる


狼猿達はなすすべ無く網に捕らわれ動きを封じられた

同時に魔力の網は刃となり狼猿を切り刻む


「グギャーーーーッ!」


狼猿は血飛沫をあげながら睨み付けてくる

だがこの魔法ではトドメまでは刺せない


私達は素早く狼猿達の頭を切り飛ばし森に静寂が戻ったのだった


ー・ー


「つ・・・・・・ツヨイ」

「オニだ」

「俺タチはトンデモナイ人を連れてキテシマッタ」


ゴブリン達は腰を抜かしてへたり込んでしまった


「座ってないで早く案内しなさい」

「さっきの断末魔を聞きつけてもっとよって来るわよ?」


私の言葉にハッとしたゴブリン達は急いで森の奥へと誘う


「こっコッチだ!」


ゴブリン達は走り出しどんどん奥へと突き進む


「マスター」

「また猿どもです」


「数は分かる?」


「すいません」

「数までは・・・・・・」


「大丈夫だよ」

「さて」

「ゴブリンに気づかれない内に倒すか」


さっきはゴブリン達に分からせるためあえて目の前で

理解できる程度の強さで倒して見せた


だがこの森には狼猿は多い

何十体と群がる猿など相手にしてられない


ゴブリンの走る方向から察して進行方向に干渉する個体を選別する

そこに遠隔で〈繁殖する束縛(グロウスバインド)〉を放ち拘束していった

蔦に絡まれた緑のダルマ等下から見て猿だと分かるはずもない


中には圧迫死する個体もいるだろうが今は進行方向からの排除が優先だ

とにかく絡め取る!


「アリエル」

「露払い?」


「まぁね」


流石にシンシアは気づいたようだ


ゴブリン達も追撃が来ないのを不審に思いながら森を駆け抜けて行く

多少ペースは落ちたがそれでもゆうに30分以上走った


「止マレ」

「ココカラは敵がイル」

「先に村へシノビコミタイ」

「偵察シテクル」


それだけ言い残しゴブリンのリーダー格が先へ進んだ

我々はとりあえず待つしかなさそうだ


少し先が明るくなっているので目的地は開けた場所のようだった


ー・ー


「マズイ」

「アイツは正面にジンドッテル」

「裏もダメダッタ見張られテル」


30分ほどして戻ってきたリーダーは目に見えて落胆していた


それにしてもこのゴブリン達は足が速い

森の中でも私達に余裕が有ると見るやグングン加速していた


もしこんな速度で襲撃されたら並の冒険者だと被害は免れないだろう

まるで馬が走っているようだった


「とりあえず状況を説明してくれるかしら?」


私は雑嚢から林檎を人数分取り出しながら投げて渡した

ゴブリン達は驚いたが素直に礼を言って食べている


シャグッ

モグモグモグモグ

ングッ


「ふぅ」

「ココは戦争ノトキ後方支援の物資シュウセキジョだった」

「だから防壁も厚いしカモフラージュしてアル」

「だがアイツらはココを狙ってキタ」

「マルデ知ってタカノヨウダッタ」


リーダーが言うには


突如として村が襲われ危機に瀕しているらしい

それも多種の魔獣を含む一団で統制が取れた軍隊のようだったとか


正面の守りは堅いが敵も地竜を含む大部隊が陣取っているらしく正面突破は難しい

そして彼等が脱出するのに使った裏口にも見張りが多数いてその中には耳の良い種族もいるらしい


打つ手が無くなってしまい途方に暮れているとのことだった


「攻め手に地竜もいるのに良くもってるわね」

「強力な仲間でもいるの?」


「イル」

「だが地竜を相手にシテイル隙に攻めコマレタ事アル」

「そして守るタメ傷ツイタ」

「前のヨウニ戦えナイ」


強力な仲間が倒れて防戦一方なのか


「敵の数は?」

「大体でも良いから知らないかな?」


「イッパイいる」

「地竜は2頭か3頭」

「ワカラナイけど1頭ジャナイ」

「猿と熊もタクサンいる」

「人間もイタ」


人間と魔獣の混成部隊?


人間のテイマーは地竜のような大型で強力な魔獣の使役はあまり得意では無い

と言うよりほぼいないと聞く


なのに近隣に巣食う多くの狼猿や熊が従っている?

もしかしてさっきのはテリトリーを荒らされたから出てきたのではなくてこの軍隊の偵察?


謎は深まるばかり


「正面を強行突破しよう」

「こちらにそれだけの戦力が有ると分かれば攻勢も緩むかも?」


「示威行動って事?」

「威力偵察を兼ねた強行突破か」

「私達は防御に徹する方が良さそうね」


シンシアは軽く肩をすくめた

それを聞いてゴブリン達は目を剥いて声を上げた


「無謀ダ!」

「イノチを粗末にスルナ!!」

「俺達は自分達でナントカする!」

「猿よりツヨイからと甘く見るヨクナイ!」


・・・・・・・

まさかゴブリンに命の尊さを説かれるとは思いもしなかった


「大丈夫よ」

「正面の地竜は必ず仕留めて見せる」

「一匹いなくなれば楽になるでしょ?」


「そっ!」

「そんなカンタンに行けばセワハナイ!」


「まぁ見てなさいって」

「私が走り始めたら30秒後に門まで走って」

「立ち止まったらダメよ?」

「遅れないでね♪」


そう言うと私はゆっくりと歩き始めたのだった

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